ラブ・ロマンス

ブルックリンの恋人たち

恋に仕事に全力で頑張ってきた女性たちに贈るオトナのラブ・ストーリー

ストーリー:モロッコで生活しながら人類学博士号を目指すフラニー(アン・ハサウェイ)は、ミュージシャン志望の弟のヘンリーが交通事故で昏睡状態に陥ったため、急遽家族が暮らすニューヨークへと戻ってくる。大学を辞めてミュージシャンになると言った弟に反対し大喧嘩になって以来、疎遠となっていたフラニーは、弟の意識が戻る可能性は低いと医者に聞かされ動揺する。弟の部屋でみつけた自作の曲を初めて聴くと、それは人の胸を打つ素晴らしい曲だった。自分が今まで弟のことを何も知らないでいたことを悔やみ、彼が何を感じてきたかを知ろうと、フラニーは弟の日記を手に、バイトをしていたギター店、ガールフレンドと一緒に行った食堂、ライブハウスなどの足跡をたどっていく。ある日、ライブハウスで、彼が憧れるミュージシャンのジェイムズ(ジョニー・フリン)と出会う。そして音楽を通じて互いに惹かれ合っていくが・・・。

出演:アン・ハサウェイ、メアリー・スティーンバージェン、ジョニー・フリン、ベン・ローゼンフィールド、ピーター・フランシス・ジェームズ、シャロン・ヴァン・エッテン、ポール・ウィッティ、ローラ・カーク

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 行間が素敵な作品

アン・ハサウェイ演じるフラニー、彼女の弟が憧れるミュージシャンのジェームズ、どちらもアメリカ人にしては驚くほどシャイで物静か。ジェームズは朴訥で飾り気がなく、自分をもてはやす女性ファンに真摯に対応しつつも、売れっ子ミュージシャンの立ち位置に心地悪さを覚え、ショービジネスに気持がついていけずスランプを感じ、曲作りに没頭していた田舎の我が家を懐かしむ。フラニーもまた、言葉少なく穏やかな笑みを浮かべ、弟への後悔や悲しみ、彼の世界を追体験しながら感じた新鮮な喜びや感動、そして徐々にジェームズへ心惹かれていく気持を、その大きな目だけで豊かに表現する。そんな二人が心を通わせていき、ラストを迎えるまでのテンポが、まどろこしくも退屈でもなく。時にこちらも微笑んだり涙したりしながら心地よく観られるのは、「行間」が豊かで素敵だから。良い小説を読むように観られる映画だと思います。

★★★★★ 静かな確かな美しさ

とても美しく柔らかな物語です。暇つぶしにイージーな恋愛ドラマを見ようと思いクリック。が、予想外の素晴らしい映画でした。タイトルやジャケ写のイメージと違い、淡々とゆっくりと静かに進んでいく物語。普通の日常には毎日特別なエピソードや大げさな何かがある訳じゃない。しかし確かに私達を包み流れている時間。それはまるで普段は気にもとめない街のざわめきや風景の様に。少し寂しげで優しい音楽と柔らかな街の光が時折心を癒してくれる。必要なのはほんの少しの優しさと笑顔と温もり。そして音楽と歌詞が素晴らしい。BeirutやBon Iverといった00′s〜10′sのindie fork,neo folkに通じる温度と空気感。皆本当は、何かに寄り添い、包まれ、繋がっていると感じさせてくれる映画でした。

★★★★☆ NYが大好き

街の音、優しい歌と共に大人の僅かな恋を描いた作品。NY大好きなおっちゃんには懐かしさに包まれる1本でした。このシチュエーションを他の街で、例えばロンドンやパリ、東京で同じように描けるかと言えば「NO」としか言えない。難しく語る必要性もないし、あくまで自然体で楽しめたら非常に良い作品だと思う。

★★★★☆ 大人の恋

すごくかっこいい大人の恋でした。切なくてすこし寂しい気持ちがあっても、お互いがお互いを思いやり笑顔でその感情を大切にしている。言葉にしなくてもわかる。その意味を本当の意味で学べたようなそんな作品でした。

★★★☆☆ きれいな絵を眺めるつもりで

ストーリーはそんなに凝っていない。交通事故にあい、植物状態になっている弟があこがれていたミュージシャンとその姉が、ブルックリンで束の間の恋に落ちる。ただそれだけ。映画は始終しっとりとした雰囲気で何も驚くような展開が起こらないから、「期待外れ」と感じる人もいると思う。けれども、見終わってからふと映画のシーンが頭の中によみがえってきたりして思わぬ感動がわきおこったりもする。映画には、ストーリーで楽しませるものもあるし、取り方や雰囲気で楽しませるものもあると思う。この映画は後者だろう。私は特にフラニーと恋人の一瞬のすれ違いが後で彼らの別れ方を決めてしまったこと、そういう形の恋は人生にあるということが、とても上手に表現されていると感じたので好感が持てた。アン・ハサウェイやブルックリンの街並み、音楽が好きなら見ても悪くはないと思う。

作品の詳細

作品名:ブルックリンの恋人たち
原作名:Song One
監督:ケイト・バーカー=フロイランド
脚本:ケイト・バーカー=フロイランド
公開:アメリカ 2015年1月23日、日本 2015年3月13日
上映時間:86分
制作国:アメリカ
製作費:600万ドル
興行収入:3万ドル
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