南アフリカ共和国初の黒人大統領、ネルソン・マンデラと、彼が27年にわたる獄中生活の中で出会った白人看守との触れ合いを綴った感動の実話
ストーリー:1968年アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。刑務所の下士官ジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)は、最悪のテロリストとされるマンデラ(デニス・ヘイスバート)の担当に抜擢される。任務に忠実なグレゴリーだったが、マンデラという人物に触れ、彼が自由のために払っている犠牲を知るにつれ、次第にマンデラに魅了され、彼が目指す平等な社会に憧れていく・・・。
出演:ジョセフ・ファインズ、ダイアン・クルーガー、デニス・ヘイスバート、パトリック・リスター、フェイス・ンドクワナ、レズリー・モンゲジ、ノーマン・アステイ
★★★★★ 素晴らしい!
事実に基づいているとは言え、こういうのをヒューマンドラマというのだと思います。やはり、偉業を為す人は壮大な人格者である、というのは紛れもない真実だと痛感します。
★★★★★ 30年近くも投獄されてもなお
30年近くも投獄され、自由を奪われ、息子を殺され、それでも、南アフリカが自由で公平な国になることを夢見て、戦い続けたマンデラ。大統領になって、復讐ではなく、和解と一致を実際に進めた、その信念と力には、感動を覚えずにはいられない。そういえば、W杯で優勝した南アフリカチームのスクラムハーフ、デクラークは、アパルトヘイトを終わらせた大統領と同じ名前というのも、不思議な感じがした。自由と公正、友情がいかに尊いものであるか、考えさせらる映画であった。
★★★★☆ 無知で見た感想
私は、アパルトヘイトに関しての知識がないので、この映画の流れと感じたこと。主役のグレゴリーは、真面目な看守であり、家族を大事にする白人の男。ただ一つ、他の白人と違うのは、幼少期に黒人と過ごしており現地語がわかるということ。そして、ある島の収容所にいる、自由を求める革命家マンデラの看守につくことになる。そこで、マンデラが求める思考を知ることになり、白人が持つ黒人に対して偏見に疑問を持ち始める。しかし、ただの看守にどうすることもできない。そんなもどかしさを持ちながら次第に「黒人びいき」と揶揄されるようになり、居場所を失って行く。そこから、異動を懇願し、マンデラとも疎遠になっていった。しかし、時はたち、「歴史の一部になりたい」とマンデラの看守をすることになる。そこからこの物語は、トントン拍子に進んでいき、あっという間に27年ぶりにマンデラが釈放され、「大統領になった」と言ったエンディングになった。実際のアパルトヘイトの事実を把握して見ていたら、見え方は違ったのかもしれない。もう少し、アパルトヘイトの実情を色こく表して欲しかった。しかし、単純にどういう展開になるのか想像がつかなかったので、楽しめた。マンデラやアパルトヘイトについて知らなければならないと感じました。
作品の詳細
作品名:マンデラの名もなき看守 |
原作名:Goodbye Bafana |
監督:ビレ・アウグスト |
脚本:グレッグ・ラター |
公開:アメリカ 2007年12月14日、日本 2008年5月17日 |
上映時間:118分 |
制作国:イギリス、南アフリカ、イタリア、ルクセンブルク、フランス、ドイツ |
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