謎の男から執拗に嫌がらせを受ける女性の姿を通してアメリカ地方社会の闇をあぶり出した社会派サスペンス
ストーリー:母の遺産である一軒家を相続し、故郷の田舎町に戻ってきたリリアン(ジュリア・スタイルズ)。そこで彼女はブラックウェイ(レイ・リオッタ)と呼ばれる謎の男から繰り返し嫌がらせを受けるようになるが、保安官や町の人々に相談しても町を去るよう警告されるばかりだった。そんな中、老男性レスター(アンソニー・ホプキンス)と彼の親戚である若者ネイト(アレクサンダー・ルドウィグ)だけがリリアンに味方し、誰も居場所を知らないというブラックウェイを一緒に探しはじめるが・・・。
出演:ジュリア・スタイルズ、アンソニー・ホプキンス、レイ・リオッタ、ハル・ホルブルック、アレクサンダー・ルドウィグ、ロックリン・マンロー、デイル・ウィルソン
★★★★★ 個人的には、観て良かった。
静かで暗めで物悲しく、そんなにヒネリもないストーリーなのに、何故か引き込まれて久しぶりに手に汗を握った。ラストも後味は悪くなく、観て良かった。
★★★★☆ スッキリ感はないが、安堵できる懲悪劇
故郷に戻り一人暮らしを始めた女が地元の悪徳ボスに嫌がらせを受け、警察に訴えるも、保安官は尻込みする。辛うじて話を聞いてくれた老人と吃音の若者の助けを借りて鬼退治に出かける。無謀とさえ思える戦いの始まりだ。鬼ブラックウェイをあちこち探し回る道すがら、老人とブラックウェイの確執、女とブラックウェイの事情が少しずつ明らかになるにつれ、ブラックウェイの悪辣ぶりもわかってくる。中盤過ぎまで、追跡が延々と続くが、冗長さは感じない。観客の興味を失わせない作りは見事と言える。悪魔に魂を売る、云々は関係ないので、引きずってはいけない。ドラマチックではない展開は妙にリアルだ。復讐劇に有りがちな勧善懲悪スタイルには仕上がっておらず、従って、スッキリ感は期待しないほうがいい。ある意味映画的に盛り上がらない結末も安堵感は十分味わえる。
★★☆☆☆ 退屈すぎてみるのがつらい
凶悪とか悪魔に魂云々とか書いているけれども、田舎のそこそこの子悪党と住民の話。つまらなすぎて最後まで観るのは無理でした。
作品の詳細
作品名:DEMON デーモン |
原作名:Blackway / Go With Me |
監督:ダニエル・アルフレッドソン |
脚本:ジョー・ガンジェミ |
公開:アメリカ 2016年6月10日、日本 劇場未公開 |
上映時間:91分 |
制作国:アメリカ |
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