スリラー

ドニー・ダーコ

生きているのか、死んでいるのか?世界の終わりまで、あと28日6時間42分12秒

ストーリー:マサチューセッツ州ミドルセックス。ド二ー・ダーコ(ジェイク・ギレンホール)17歳。飛行機のエンジンが家に落ちて以来、彼の前に銀色のウサギが現れる。ウサギが告げる[28:06:42:12]、転校生の美少女、ホーキング博士、地下室の扉・・・。彼をとりかこむすべてが「あのこと」を告げている。28日後の世界で彼を待っているのは一体何なのか?

出演:ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マローン、ドリュー・バリモア、メアリー・マクドネル、ホームズ・オズボーン、パトリック・スウェイジ、キャサリン・ロス、ノア・ワイリー、マギー・ギレンホール、ジェームズ・デュヴァル、スチュアート・ストーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 1本の直線とそれに接する円を想像しよう

直線は本来の時間の流れに沿った宇宙、円は何かの弾みでゆがんでしまったもう一つの宇宙と考えてください。直線と円の接点は10月2日、円を1周するのにかかる時間が28日と6時間と42分と12秒。円を1周したとき世界はリセットされ再度円を回るか、直線上を進むコースに戻るのかの選択をしなければならない、選択権をもつのがドニー。円は1周が28日と6時間と42分と12秒分の長さを持つ、つまり歪んだ世界側では10月2日と10月30日(始点と終点)はつながった状態と考えられ、10月30日の飛行機事故によって落下したエンジンが10月2日のドニーの部屋に落下してくるという状況も円のようにループ状だと考えれば得心がいきます。ドニーには直線側に10月2日以降の未来が存在しません、そのためにドニーが生きている限り世界は円の中を28日と6時間と42分と12秒かけてぐるぐる回り続けるわけですね。最後の謎はフランクの存在ですが、どうしても考察が行き詰まってしまったので「タイムトラベルの哲学」について書かれたサイトを見て回ったところ歪んだ宇宙のことを接宇宙といい、この接宇宙の中で死亡した人間のことをマニュピレイテッド・デッドと呼ぶそうで、マニュピレイテッド・デッドは非常に強い力を持ちその目的は正常な宇宙に戻すことだそうです。タイムトラベル物の映画は何本か見ていますが、その中でも非常に面白かったものの一つです。ざっくり見て楽しむと言うよりは、考察して自分が納得した時のスッキリ感や腑に落ちる感覚を楽しむ作品。

★★★★☆ 最低でも2回は観たほうが良い

世界の滅亡まで28日と6時間と42分12秒。主人公の少年は銀のうさぎの着ぐるみを着た人物から突然に世界滅亡までの時刻を告げられます。そこから少年に不思議な出来事がたくさん起こっていきます。初見は本当にポカンとします。散りばめられた要素がどう繋がるのかわからず、全体像が見えそうで見えないストーリー。2回目に観たときに頭の中でいろいろと繋がっていきます。本当にびっくりするくらい細かく伏線が張られており、しかも綺麗に全部繋がっています。不思議な出来事がたくさん起きるなかで意味のないものはなかったとあとから気付かされます。1回目は伏線を見逃しがちなので部分的にしか捉えられないだけでした。それでもまだ謎が多々ありますが(笑)1回目で終わらせ、様々なサイトで解説を読むのも良いかと思いますし、2回目に突入するのも良いかと思います。私自身はツボにハマり観入ってしまいましたが、独特の解釈の難しさや空気感があるため考察が必要になってきますので、そういう考察の類を好きか嫌いかで評価は別れると思います。

★★★☆☆ 集中力がある時に観るべきかな。

きっととても面白い映画なのだと思う。でも難しい。目にしたもの耳にしたことを素直に受け入れる「だけ」の人(私ですが)には理解が難しいかも。どんな映画を観ても「でもあそこはなんかご都合主義というか辻褄が合わないよね」なんてことを言える人なら何度も観て楽しめるんじゃないでしょうか。結局何がどうでどうなったからこうなったのか最後までわかりませんでした。ただ、「あぁあいつがやったのかなるほどなるほど良い終わり方だな」という感想だけが残りました。

作品の詳細

作品名:ドニー・ダーコ
原作名:Donnie Darko
監督:リチャード・ケリー
脚本:リチャード・ケリー
製作総指揮:ドリュー・バリモア
公開:アメリカ 2001年1月19日、日本 2001年8月31日
上映時間:113分
制作国:アメリカ
製作費:450万ドル
興行収入:750万ドル
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