ドラマ

サハラに舞う羽根

雄大な砂漠をバックに、戦火の中で揺れ動く3人の男女の友情と愛の行方を描いた歴史スペクタクル

ストーリー:1884年、女王陛下の名の下、世界の4分の1を支配下に収め、なお領土拡大を続けるイギリス軍。その将軍を父に持つ青年ハリー(ヒース・レジャー)は、ジャック(ウェス・ベントレー)ら親友たちからも熱い信頼を受ける若きエリート士官。美しき婚約者エスネ(ケイト・ハドソン)も得て順風満帆な人生を送っていた。そんなある日、彼はスーダンへの反乱軍鎮圧の任務を命じられる。しかし、この戦争に疑問を感じたハリーは苦悩の末に除隊する。そんな彼のもとには、ジャックを除く連隊仲間から臆病者を意味する“白い羽根”が送られてくる。そして、誇りを重んじるエスネもまた、ハリーの行動に失望し彼のもとを去っていく・・・。

出演:ヒース・レジャー、ウェス・ベントレー、ケイト・ハドソン、マイケル・シーン、ルパート・ペンリー=ジョーンズ、クリス・マーシャル、ジャイモン・フンスー、ティム・ピゴット・スミス、ルーシー・ゴードン、アンジェラ・ダグラス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ スーダンの立場から観ると違うけれど・・・

舞台は1880年頃のスーダンです。マハディー軍がゴードン将軍ら英軍を打ち負かすマハディー革命の歴史的背景を頭に入れておくと、非常におもしろくみることができます(映画「ハルトゥーム」はおもしろくありませんが、時代背景が分かります)。あの暑いスーダンで詰め入りの軍服をしっかり着ている当時の英国軍とその規律正しさ、エジプトとの関係など随所にこだわりをみることができ、主に英軍の描写については高く評価できると思います。あくまで英国からの視点ですので、マハディー革命を歴史的に高く評価するスーダンの立場からは合点がいかない点は多々ありましょう。でもおもしろいですよ。

★★★★☆ 帝国主義時代の大英帝国の姿

ストーリー自体は一人の女と二人の男が時代の波に翻弄されるというハリウッドにありがちな感じだが、帝国主義のもと、植民地獲得競争へと繰り出していく大英帝国の姿を若き士官たちを中心にとてもよく描き出していると思う。中盤の砂漠での戦闘シーンもなかなかよく出来ていて、飽きることなく観ることができた。題材が題材なだけに『アラビアのロレンス』と比較されがちな本作だが、これはこれで面白い映画だと思う。

★★★☆☆ 戦争は終わっていない

試写会でこの作品を観に行ったとき、ちょうどイラクでアメリカ兵が50人殺された、というニュースが報道されていた。一世紀近くも前の話なのに、無惨にも殺されていくイギリス兵たちの様がリアルで、イラクで死んでいった兵士達のことを思うといたたまれなかった。イラクで亡くなった時の様子が容易に想像つくからだ。戦争描写は半端じゃない。ありのままのむごさを晒している。この辺はさすが、『エリザベス』の監督だ。でも、それだけに、戦争の無意味さ、残酷さ、痛々しさが伝わってくる。臆病者の烙印を押された青年が戦地に向かって友人たちを救うことで汚名を返上し、人間として成長していく話ということになっているけど、監督が描きたかったのは、あくまで戦争の愚かさではないだろうか。戦争のむごさは戦争に行かない私たちにとって見たくない現実。だが、確かに、海を越えた遠い国で戦いがあり、人が死んでいるのだ。この作品は戦争のむごさを否応なしに突きつけてくる。そのため、この作品は好き嫌いで大きく評価が分かれてきそうだ。でも、作品は悪くない。反戦メッセージが痛いほど伝わってくる。

作品の詳細

作品名:サハラに舞う羽根
原作名:The Four Feathers
監督:シェカール・カプール
脚本:ホセイン・アミニ
公開:アメリカ 2002年9月20日、日本 2003年9月20日
上映時間:132分
制作国:アメリカ、イギリス
製作費:3500万ドル
興行収入:2900万ドル
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