操作された《運命》を取り戻せ
この世のすべての運命を決定し、操作している「アジャストメント・ビューロー」から、自らの運命を取り戻そうとする男の姿を描いた作品!
ストーリー:将来有望な若手政治家デヴィッド(マット・デイモン)は、ある日エリース(エミリー・ブラント)という美しいバレリーナと”運命的”に出逢い、一目惚れする。しかし次の瞬間、突如現れた”アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”と呼ばれる男たちによって、デヴィッドは拉致されてしまう。彼らの目的は、本来”恋に落ちる予定ではなかった”デヴィッドとエリースを引き離し、”運命の書”に記述された運命に従わせることであった・・・。
出演:マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー、ジョン・スラッテリー、マイケル・ケリー、テレンス・スタンプ、アンソニー・ルイヴィヴァー、ブライアン・ヘイリー
★★★★★ 運命は書き換えられる
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の「君があの時、そう思ったから、今日がある」と言うセリフを思い出しました。純粋な心で命がけで自分の夢を叶えようとする生き方は、時々、自分の運命の分岐点に差し掛かる。道の先の運命は幾つかあって、どの道を選ぶかは本人の信念次第って事です。命がけの信念を持って生きれば、幸せになれるって希望の満ちた良い映画です。
★★★★☆ 真実の愛
これは意外性があって、なかなかおもしろい映画だった。スピリチュアル性があると思う。この映画のように帽子をかぶったスーツの男が人類の行動を監視し調整しているわけではないが、実際に私たちの運命はすべてあの世から操作されているのだ。たとえば、将来結婚することになる異性との出会いの場面が〝生前から〟あらかじめ用意されていて、その場と時間にふたりが偶然ばったり出会うように世界は調整されているのである。これはそれをSFとして描いた作品だと考えると、とてもしっくりくる。もし、自分といることで相手のキャリアを成り立たせなくしてしまうとしたら、やはりあきらめざるを得ないだろう。それは真実の愛である。
★★★★☆ 面白い
これまた何度も見ています。このような踏み込んだ作品は、ストーリー全体を通して破綻のないように組み立てるか、細かいことは気にせず、ところどころぼかしながら一部を強調して表現するのですが、これは前者のため理解しながら観る必要性があります。ですからながら見ではなく用事を済ませて没頭して観ることができる状態にしたほうが楽しめると思います。しかし外国の映画を観ていると、よくこんなストーリーを思いつくものだと感心させられることが多いです。
★★★☆☆ 地球環境保護のためには調整局が実在したほうがいいかも
人間は自由意志で行動していると思っているけど実は運命が決まっていて、そこから逸脱しそうになると天使みたいなのに矯正される、というストーリー自体はおもしろいです。でも、その天使みたいな調整局の職員の力が中途半端にチープで、どこでもドアと人間の行動を少し変える能力しか持たない設定は少し残念な感じがしました。この映画の主題は、現時点では人間に自由意志を与えると人類や地球を滅亡させかねない、という警鐘なのだと思いました。
作品の詳細
作品名:アジャストメント |
原作名:The Adjustment Bureau |
監督:ジョージ・ノルフィ |
脚本:ジョージ・ノルフィ |
原作:フィリップ・K・ディック『調整班』 |
公開:アメリカ 2011年3月4日、日本 2011年5月27日 |
上映時間:106分 |
制作国:アメリカ |
製作費:5000万ドル |
興行収入:1億2700万ドル |
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