2027年、人類存亡をかけた戦いが始まる・・・・
子供が誕生しなくなってしまった2027年の近未来を舞台に、人類存亡の《鍵》を巡る攻防を120億円の巨費を投じて描いたアクション・エンターテインメント!
ストーリー:西暦2027年、人類に子どもが誕生しなくなり、世界は荒れ果てていた。英国のエネルギー省官僚のセオ(クライヴ・オーウェン)はある武装集団に拉致されるが、リーダーは元妻のジュリアン(ジュリアン・ムーア)。彼女は1万ポンドと引き換えに検問を通過できる通行証がほしいと言う。彼女の目的は、ひとりの移民の少女を新しい社会を作る活動をしている「ヒューマン・プロジェクト」に届けること。しかし、そのグループには実態がなく、なおかつ、その少女は重大な秘密を抱えていた。
出演:クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、クレア=ホープ・アシティー、パム・フェリス、ダニー・ヒューストン、チャーリー・ハナム、ピーター・マラン
★★★★★ 希望
所々にほっとさせるようなシーンもありますが、全体的に重い作品です。冒頭始まってすぐに爆発のシーンがあり、心臓が飛び跳ねました。また、おそらくこの作品の最大の見せ場の一つである後半の長回しシーンは、カメラが汚れたまま回し続けるというリアリティがあります。それほどグロテスクな映像を多用する事なくリアルさを表現した事はこの作品の魅力ではないでしょうか。未来を考えるきっかけとして、たくさんの人に観て欲しい作品です。僕はこの作品から「希望」を感じました
★★★★★ アバァンタイムにムルティプラ
傑作のひとつ。世紀末好きにはたまらないと思う。オーソドックスな題名からは想像もつかない内容だった。近年、野菜や家畜の疫病など、不安視される食料不足と照らし合わせても将来あり得そうな話しと言える。人類の存続に関わる内容とは知らずに鑑賞したが、重い内容とその斬新な展開に驚愕。作風も今までのSFとはひと味違って感じる。リアリズムを追求した未来の世界観にも好感がもてた。舞台は途上国のように雑踏したイギリス。今とさほど変わらない日常生活に観る、テクノロジーの演出にもリアルさを感じ、上手に表現していた。クルマ通に言わせれば、アバァンタイムにムルティプラと言った珍車のオンパレードも魅力と言えるはず。損は感じない作品のひとつ。
★★★★☆ とても深い作品
映像の取り方が斬新で迫力がある。ストーリーも近未来に起こりうる現実的なテーマで見ているとぞっとするような恐怖を感じる。
★★★☆☆ 先進国。特に日本においてリアリティのある絶望的な近未来世界
こんな未来は映画の中の話だけでは無いと思う。先進国、特に日本は少子化が進み、このままでは映画の中の世界に近づいていく。映画では、環境汚染なのか?ウィルスなのか?原因不明により、子供が出来なくなったとあるが、文明が進めば進むほど、本来の生物としての枠を越えれば越えるほど実は緩やかに滅亡に向かっているのではないか?知能が発達すればするほど、実は生物として本来持っている原始的な機能を失うのでは無いか?そんな気がしてくる。こんな未来にならない事を祈りたい。そしてどうすればならないか良く考え、実行する必要がある。そう思う。
作品の詳細
作品名:トゥモロー・ワールド |
原作名:Children of Men |
監督:アルフォンソ・キュアロン |
脚本:アルフォンソ・キュアロン |
原作:P・D・ジェイムズ『人類の子供たち』 |
公開:イギリス 2006年9月22日、日本 2006年11月18日 |
上映時間:109分 |
制作国:アメリカ、イギリス、日本 |
製作費:7600万ドル |
興行収入:7000万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |