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あの衝撃と興奮、再び!

『第9地区』の鬼才が圧倒的リアリティで突きつける衝撃の二極化SFアクション!

ストーリー：2154年、世界は完全に二分化されていた。ひと握りの富裕層が上空に浮かぶスペースコロニー「エリジウム」で極上の人生を謳歌する一方、人類の大多数は荒廃しきった地球で貧しい生活を強いられていた。スラムに暮らすマックス(マット・デイモン)は、ある日不慮の事故に遭い余命5日と宣告されてしまう。生き残るには医療ポッドのあるエリジウムに進入するしかない。レジスタンス軍に参加し、決死の覚悟でエリジウムへ挑む彼の前に、冷酷非情な女防衛長官デラコート(ジョディ・フォスター)が立ちはだかる!

出演：マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、ヴァグネル・モーラ、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、エマ・トレンブレイ、ブランドン・オーエット、ジョシュ・ブラッカー、ウィリアム・フィクナー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ シンプルな短編SFを観た気分

例え微妙だけど、藤子不二雄の短編SFのようなシンプルさ。有名俳優ってのは後で知ったけど違和感なく魅力的だと思いながら見てたのでさすがといったところだろう。脇役などすべての主要キャラが魅力的で個人的には存分に楽しめた。ヒロインも美人だし、気のいい友人やマフィアのボスも最後までいい味出してる。敵役にしろ何にしろ、皆それぞれが背負ってるものがある感だけは含めつつ詰め込みはしないすごいバランスだと感じる。むやみな未来兵器や未来科学をゴテゴテと出さず、それでいて医療ポットだけは次元が違うほどの進歩してるけどエリジウムでの生活は「近」未来の範疇というアンバランスさもリアルな感じがした。ベタなSFの延長線の作品は多々あるが、その中ではかなり秀逸だと思う。あくまでシンプル。

★★★★★　世界観の設定が実に良いのだ。

オープニングの映像でグッと引き込まれた。空から見る街の様子でこれから始まるストーリーにワクワクした。微妙な進歩の具合のサイバーパンク感。世紀末もの。貧富の差が開いた未来。一部の富裕層は汚染された地球を離れ宇宙ステーションに暮らし、その他は地球に暮らし、いつの日か宇宙ステーションに移住する事を夢見ている。ブレイドランナー的な終末感だが、人間くささがまだ残る。主人公は工場で働いている。仕事に就くのも大変な社会らしい。機械に管理され、クビになる事を恐れて危険な仕事もやる。仕事に貧富の差はメトロポリスの様。主人公は身体に機械を埋め込む事になるのだが、その埋め込み具合はロボコップ程、上品ではなく、鉄男の様である。敵キャラも良いし、アクションも良いし。

★★★★☆　パワード・スーツを使用する近未来SFです。

結論言うと、面白いです。『エリジウム』の方が公開が一年早い様ですが、『All you need is kill』等のパワード・スーツを使用する様な近未来SF映画が好きならハマるでしょう。ゲームならTHE SURGE等が好きなら、これまたハマるでしょう。内容は、地球衛星軌道上のステーションに裕福層、地球には貧困層が済む近未来、そこで事件が起き～とよくある展開ですが、SFとしてよく纏まってます。興味が有れば観ても損は無いと思います。オススメです。

★★★☆☆　第9地区の監督作品ですが、期待度を上げずに見てください

一握りの超富裕層がスペースコロニーで不自由なく生活し、荒廃した地球に残された人類が厳しい生活を強いられ、コロニーに無断侵入しようとするスペースシップは撃墜されるか捕まって強制送還されます。そんなありきたりな設定のうえ、主人公が命がけでコロニーを目指す理由は格差への怒りではなく、医療ポッドで病気を治したいから、という点が物語的に弱いと感じました。というのも、コロニーでは医療ポッドは一家に一台ある普及品です。なぜコロニーは医療ポッドを独り占めするのか、それ程までにコロニーの人間は心が荒んでいる設定なのか、と理解に苦しみました。ともかく、結果的に主人公が地球の人間を救う結末になり、スッキリした気分で物語を見終えることができました。第9地区の監督の作品ということで期待値が高くなってしまい、それが結果的にこの作品の評価を下げてしまったのが残念なところです。物語の設定がおかしいというレビューも多く、私も同意するところですが、割とおもしろい映画だったと思いました。

作品の詳細