『脱出』『トランザム7000』『キャノンボール』『ブギーナイツ』のバート・レイノルズ、最後の主演作!
ストーリー:かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)のもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦り・・・。運転主役のリル(アリエル・ウィンター)に命じて向かった先は、育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム、最初の妻にプロポーズした岸辺。自身の人生を振り返ったエドワーズはある行動を起こす。
出演:バート・レイノルズ、アリエル・ウィンター、クラーク・デューク、エラー・コルトレーン、ニッキー・ブロンスキー、チェビー・チェイス、キャスリーン・ノーラン
★★★★★ 人生はまだこれから。これからが本番。
バート・レイノルズ演じる主人公がラストにカメラ目線で見せる笑顔に痺れました。 かつてのムービースターも今は老いぼれ、愛犬も老衰し、自身も孤独に死んでいくのを待つだけ。そんな風に考えていた主人公が、田舎の小さな映画祭に呼ばれたことをきっかけに、「幕を下ろすのはまだ早い。人生はまだこれから。今は人生の半ばだ。これからが本番」との心境に至る。それが、あの印象的なラストの笑顔に凝縮されている。謙虚さとプライドを胸に、恥ずかしくない人生をこれからスタートさせる。とても良い映画です。派手さはなくとも、丁寧につくられていることが伝わります。そして人の優しさが詰まっています。人生後半に差し掛かった人ほど、心打たれるのではないでしょうか。ラスト数分間は、じんわりと優しい涙が止まりませんでした。そして、とても前向きなメッセージを発する本作に感謝。
★★★★☆ この年齢になったからこそ出せる味
過去のスターが年をとって、という話はありがちですが、生まれ育った街での映画祭というのが肝ですね。他の過去のスターたちがどういう生活をしているのか、詮索されたくはないかもしれませんが、ちょっとのぞかせてもらった、という感じですが、良い映画でした。
★★★☆☆ これが遺作か
昔のイメージを残したままこの世を去っていく人生と、老いさらばえた姿を最後に晒してまでも何かを残したいという人生。どっちかが正しいということはない、バート・レイノルズはたまたま後者を選んだということだ。作品としてはまあまあの出来。ファンとしては観たいような観たくないような複雑な感じを残す。
作品の詳細
作品名:ラスト・ムービースター |
原作名:The Last Movie Star |
監督:アダム・リフキン |
脚本:アダム・リフキン |
公開:アメリカ 2018年3月30日、日本 2019年9月6日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
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