ドラマ

わたしの可愛い人 シェリ

フランスの女性作家・コレットの名作を、スティーヴン・フリアーズ監督が映画化

ストーリー:20世紀初頭、ベル・エポックのパリ。美しく知性に富み、愛の技巧にもたけたココット(高級娼婦)たちが輝いていた時代。40代になった元ココットのレア(ミシェル・ファイファー)は引退して優雅な生活を送っていた。ある日、元同業者から19歳の放蕩息子シェリ(ルパート・フレンド)を金になる結婚ができるような男に仕込んでくれと頼まれる。やがて、シェリが金持ちの10代の娘と結婚すると告げられるが・・・。

出演:ミシェル・ファイファー、ルパート・フレンド、フェリシティ・ジョーンズ、キャシー・ベイツ、イーベン・ヤイレ、フランシス・トメルティ、アニタ・パレンバーグ、ハリエット・ウォルター、トビー・ケベル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 大人の女心をくすぐる

この映画はコレット原作のシェリを描いた作品です。物語は第一次世界大戦の影が忍び寄る前のフランス。お金と暇を持て余し優雅な生活を気楽に過ごせる平和な時代に生きる元ココット(高級娼婦)と元ココットの息子(放蕩坊や)の恋愛模様を描いた物語です。親子ほど歳の離れた者同士の恋愛における勝ち負けと、女の心情が興味深く魅力的で、どちらも互いに相手にひれ伏して欲しい、より多く惚れさせたいとの思いから繰り広げられる駆け引きと、プライドと本音の交錯が絶妙なバランスで観る者を引きつけます。シェリ役のルパート・フレンドがイメージにピッタリでときめいてしまいます。大人の女心がくすぐられます。元々、原作が大好きな私にとってこの映画はより一層読み深める為の映像資料としても大いに役立つ作品です。 買いです♪

★★★★★ 細部へのこだわりはすばらしい

原作が好きで何度も読んでいるのですが、なぜか映画になったものをみると話がすごく単純に感じられて不思議でした。まあ、それは尺の都合もあり仕方ないとして。とても素晴らしいと思ったのはインテリアや衣装へのこだわり。小説だと描写されたものを読んで、ある程度イメージはするものの知識不足もあり完全とはいかないのですが、この映画ではコレットが文章で描いたものが完璧に視覚化されていて、映画でみたシーンの衣装や部屋の描写をもう一度原作と照らし合わせて、なるほど、と思ったりして本当に楽しめました。脇役の衣装までかなりこだわって作られて素晴らしいです。

作品の詳細

作品名:わたしの可愛い人 シェリ
原作名:Cheri
監督:スティーヴン・フリアーズ
脚本:クリストファー・ハンプトン
公開:フランス 2009年4月8日、日本 2010年10月16日
上映時間:90分
制作国:フランス、イギリス、ドイツ
製作費:2300万ドル
興行収入:930万ドル
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