凶悪な強盗団と冷酷な殺人鬼、究極の悪対悪の血みどろの戦いを描く、エクストリーム・バイオレンスホラー!
■『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』の北村龍平監督ハリウッド進出最新作!
ストーリー:小さな町を通りかかった引っ越し途中のカップルを、地元の凶暴な強盗団が襲撃する。拉致監禁し、脅し、痛めつけ、金品を奪う。それはいつも通りの簡単なヤマのはずだった・・・。だが奪った車のトランクには、もう一人の少女が囚われていた。全米を震撼させている14人の学生が惨殺された事件で、その現場から連れ去られたと思われていたエマ・ウォード(アデレイド・クレメンス)。高額の賞金が懸けられたエマの発見に喜ぶ強盗団。だが彼らはわかっていなかった。自分達が相手にしているのが、一体何者なのかを。車を運転していたその男、ドライバー(ルーク・エヴァンズ)。ヤツの本性は残忍な殺人鬼だったのだ。エマを取り戻すため、ドライバーがやってくる。ドライバーを殺してエマを守り抜けば、多額の賞金が手に入る。そして悪党と悪党に囲まれて絶体絶命のエマ。生き残るのは誰なのか?今、血で血を洗う壮絶な戦いが幕を開ける・・・。
出演:ルーク・エヴァンズ、アデレイド・クレメンス、デレク・マジャール、アメリカ・オリーヴォ、リンジー・ショウ、リー・ターゲセン、ボー・ナップ、ローラ・ラムジー、ブローダス・クレイ、ゲイリー・グラッブス
★★★★★ 「目」が印象的な殺人者
北村龍平監督の『ミッドナイト・ミート・トレイン』がかなり良かったので、この監督の映画ならハズレないだろうと視聴しましたが、近年見たホラー映画の中でも上位に入る面白さでした。不気味さは『ミッドナイト・ミート・トレイン』の方が上でしたが、「ノー・ワン・リヴズ」はドキドキ、ハラハラ感がたまりません。主演のルーク・エヴァンスという俳優をこの映画で知りましたが、こちらを射抜いてきそうな強い眼力が印象的でした。ストーリーも初めから最後まで飽きさせません。殺しの一流のプロと三流の格の違いを見せつけていく展開は恐ろしくもありますが、同時に爽快でもありました。ヒロインの演技も良かったと思います。別映画ですが、『ホビット 竜に奪われた王国』を観ている時にルーク・エヴァンスがバルド役で登場した時は驚きました。子役と接する時などは穏やかな優しい目ですが、困難に立ち向かう力強い意志を感じさせる目は『ノー・ワン・リヴズ』の殺人者の演技とはまた異なり、非常に魅力的な俳優だと思いました。
★★★★☆ 猟奇的な愛
結構面白いスプラッターアクション。猟奇的な主人公の特異な愛の形を描く。誘拐、監禁した富豪の娘との猟奇的な愛情関係が主軸で、2人に偶然かかわる強盗グループが次々と殺害されてゆく様を、飛び散る多量の肉片と血液とともに凄惨に表現した作品。先の展開が読めず、緊張感が途切れない。とても残虐な映像。アクションとしては血の量が桁外れであり、ホラーとしては恐怖感が希薄である。ただし、『ソウ』シリーズのような人体損壊の極致でもなく、異質な愛がテーマで、ストックホルム症候群をも連想させる。執着を表すエンディングはダークヒーロー的であり、意外にも女性受けが良かったという。当分野では評価できる仕上がりだ。
作品の詳細
作品名:NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ |
原作名:No One Lives |
監督:北村龍平 |
脚本:デヴィッド・コーエン |
公開:ロシア 2013年4月18日、日本 2013年4月27日 |
上映時間:86分 |
制作国:アメリカ |
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