童話「白雪姫」を、1812年に発表された原典に忠実に、その残酷さと狂気の世界を再現したファンタジー・ホラー
ストーリー:1493年、ドイツの鬱蒼と生い茂る森の外れ。フレデリック・ホフマン男爵(サム・ニール)と妊娠中の妻リリアナ(ジョアンナ・ロス)は、馬車の事故で雪の中に投げ出され、彼女は瀕死の重傷を負ってしまう。死期を悟った彼女は夫に懇願し、フレデリックは神の許しを請いながら、妻の腹を割き、自らの手で赤ん坊を取り出した。こうしてリリー(モニカ・キーナ)は、この世に生を受けたのだった。そんな忌まわしい出生の秘密を知ることもなく、父親と献身的な乳母ナンナウの愛情を一身に受けたリリーは幸せに暮らしていたが、ある日、父フレデリックが再婚することになった。花嫁のクラウディア(シガニー・ウィーヴァー)は美しかったが、傲慢でナルシストで異常なほど虚栄心が強く、将来自分より美しくなると予感させるリリーに嫌悪感を抱いた・・・。
出演:サム・ニール、シガニー・ウィーヴァー、モニカ・キーナ、ギル・ベロ、ウズ、ブライアン・プリングル、デヴィッド・コンラッド、ミロスラフ・タボルスキー、ブライアン・グローヴァー、クリス・バウアー
★★★★★ 好きな作品です
私が小学生の頃にテレビで見た作品で、どうしてもまた観たくなり購入しました。タイトルとか話の内容などはうろ覚えで探すのが少し大変でしたf^_^;)大人になってから観るととても面白かったです。映像は良い意味で古さが出てて好きです。内容はダークなのでハッピーエンドを好む方にはあまり向いていないかもしれないですね。私にとってはまた観たくなるぐらい大好きな作品です。
★★★★☆ 悲しい「白雪姫」
グリム童話白雪姫を、童話の原作になった、もとの話に沿ってつくられたという映画です。一時期はやった、「本当は恐い童話」の映画化ですね。白雪姫リリーの継母は最初から「悪い人」ではなかった。しかし、嫉妬深く独占欲の強い女性だったのです。自分の大切なものを失ったときから、彼女は大きく変わります。彼女が魔女ではないかと思わせる伏線があるのですが、ある時を境に、その力を使ってリリーを亡き者にしようとします。これは、大切なものを失って発狂し、その復讐の矛先が、美しく、発狂の原因ともなったリリーに向けられた悲劇だと思いました。「白雪姫」のハッピーエンド物語ではなく、その継母の、嫉妬、復讐、狂気の悲しい悲劇です。リリーの「生」、「命」を象徴するかのような、雪の「白」と血の「赤」が印象的でした。
作品の詳細
作品名:スノーホワイト |
原作名:Snow White: A Tale of Terror |
監督:マイケル・コーン |
脚本:トム・スゾロッシ |
公開:アメリカ 1997年8月24日、日本 1997年10月10日 |
上映時間:100分 |
制作国:アメリカ |
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