知人・愛人の私生活を・性生活を書きまくるベストセラー作家ハリー。彼の愛した女たちは、果たしてそれを許してくれるのか?
ストーリー:私生活をネタに数々のベストセラーをモノにしてきた男ハリー・ブロック(ウディ・アレン)。だが最近は壁にぶち当たって書けない状態が続いている。おまけに元恋人からは結婚話を聞かされ、心は乱れるばかり。友人はみんなリッパな家庭を築いているのに、なぜオレだけ成長しない?ふと振り返ればついて来る仲間は誰もいない。仕方なく晴れの場である母校の表彰式に娼婦同伴で出かけるハリー。セックスに振り回され、エゴに踊らされ、結局は女の掌の上でアタフタするしかない彼の前に、小説の登場人物が次々と現れて・・・。
出演:ウディ・アレン、エリザベス・シュー、カースティ・アレイ、エイミー・アーヴィング、ジュディ・デイヴィス、マリエル・ヘミングウェイ、ビリー・クリスタル、ロビン・ウィリアムズ、デミ・ムーア、トビー・マグワイア、スタンリー・トゥッチ
★★★★★ 素晴らしい
かなり下品でブラックユーモアに溢れた作品だが、ウディ・アレン演じる主人公に彼独特の教養と笑いがあり楽しめた。彼の書く小説の世界の映像と、その登場人物が作中に入り乱れ、頭がこんがらがる中を、情けなく、プライドが高く、どこか愛嬌のあるアレンが奔走する。(そしてそれらがまた映画という創作物の中で行われるのだ!)設定、脚本はかなり優れたものではないだろうか。ラストはさっぱりと綺麗にまとめてくる。何だか、小説が書きたくなった。
★★★★★ 音楽のセンスも良いですね
ウディ・アレンの作品にしては、とっつきやすくて、楽しい作品だと思います。出演していた俳優は、どんなのが出来るのか最後までわからなかったでしょうね。出来上がって、最後のカーテンコール的な場面を見て、ウディが映画と映画制作現場に対する愛情を感じました。
★★★★☆ バランスの取り方、教えます。
スランプに陥った男性作家を主人公に据えて展開するお話。過去に関わりをもった女性たちとの出来事を描いてきた作家が、スランプをきっかけに、彼自身のそれまでを思い返すとともに、母校での表彰式に臨むまでをベースにしたストーリー。皮肉満載、錯綜全開のストーリーに楽しさたっぷり。出てくる女性キャラの強さや一途さ・強固な信念が主人公をヨロヨロさせて、頼もしくって面白い。男性の弱さを皮肉り(大統領・弁護士・医者などをチョイスして皮肉った!)、女性の強さを茶化しながらも、敬意を含んだように思える描き方が楽しいのがいい。アレン監督ご出演(しかも、凄くもてる役!)の中ではかなり好きな作品。この邦題、アリです確かに・・・な1本。
★★★★☆ ウディ・アレン劇場
この作品はおそらく賛否がきっぱりと分かれる作品かもしれません。くだらないか面白いかの。ぼくは面白いと思ったから今レビューを書いているわけですが、作品の世界と現実の世界とを見事に織り交ぜていたと思った。
★★☆☆☆ 途中から主人公が気持ち悪くなってきた
高評価だったけど、途中から不快感しかなくなった。色んな女と寝ただの女が寄るほど男に魅力的な要素も見られなかったし。あと、私には途中から設定がわけわからなかった。
作品の詳細
作品名:地球は女で回ってる |
原作名:Deconstructing Harry |
監督:ウディ・アレン |
脚本:ウディ・アレン |
公開:アメリカ 1997年12月12日、日本 1998年10月31日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:1000万ドル |
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