怨念が巣食う“悪魔の家”から生還せよ!
ストーリー:1974年ニューヨーク州ロングアイランド・アミティヴィルの大邸宅で、一家の長男が家族6人を惨殺する淒惨な殺人事件が起こった。長男は、家の中の不気味な“声”が、自分を駆り立てたのだと主張した。それから1年後、何も知らない家族がこの家に引っ越してくる。しかし、まもなく奇妙で得体の知れない現象が次々と起こり始める。そしてついに、この家にうごめく邪悪な何かが一家を襲い始める・・・。
出演:ライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ、ジェシー・ジェームズ、ジミー・ベネット、クロエ・グレース・モレッツ、フィリップ・ベイカー・ホール、レイチェル・ニコルズ、イザベル・コナー、ブレンダン・ドナルドソン
★★★★☆ 同名作品のリメイク
1979年の同名作品のリメイク。1年前一家惨殺事件が起こった家に引っ越してきた家族に再び奇妙な現象が起こり始めるというお話です。いわゆる心霊物。図書館で過去の事件やルーツを調べたり、悪魔払いの神父さんが出てきたりと基本的な手続きを踏んでいくオーソドックスなスタイル。ただ、凄惨な事件が起きたのがわずか1年前で、過去に埋もれた事件を探り当てる必要が無いのが因縁物としては珍しい部類でしょうか。この作品、視覚的な効果になかなか凝っていて、ビジュアル面から恐怖を煽っていく作りになっており楽しめました。ラストも洒落た感じになっていて、細かい不満はあるものの及第点はつけられる出来だと思います。
★★★★☆ ある意味ホラー革命
自分はけっこう楽しんで観たのですが、いかにも『テキサスチェーンソー』が当たったからこっちもリメイクしちゃえ!っていうマイケル・ベイのみえみえな魂胆に嫌悪感は隠せませんでした。。。作り方も一緒だし(最初に事実っぽく見せるくだり)、金儲け目当てなのがあからさまです。まぁ結局製作され、ヒットもしたのでそれは置いといて。内容的にはよかったかな〜と思います。適度にスプラッターであり、ホラー映画お約束の『死んで当然』みたいなキャラ(=ベイビーシッター)もあり、上映時間の短さも手伝ってか飽きることなく楽しめます。そして本作がちょっと他と違う点は、ホラー映画お約束のお色気担当が女性ではなく男性であることかと。『ブレイド3』でお馴染みのライアン・レイノルズがその見事な体を惜しげもなく披露しまくってます。アメリカの劇場で見たのですが、女性観客はみんな大騒ぎでした。やっぱりホラーオーディエンスに若い女性を取り入れるにはこういう要素が必要なんだなぁ、とちょっと時代の流れを感じます。そういった意味ではある種革命的ホラー映画でした。
★★☆☆☆ う〜ん・・・。
オリジナル版も傑作とはいいがたい『悪魔の棲む家』のリメイク。色々と工夫を凝らしてはいるものの、あまり盛り上がらない。オープニングに『テキサス・チェーンソー』風のドキュメンタリー・タッチを導入したり、『エクソシスト』のような悪魔祓い師が出て来たりするが、どれもこれも不発のままで終わる。筆者個人の意見としては、オリジナル版が傑作であればあるほどリメイクは難しくなると思う。その点本作はあまりハードルが高くない筈なのだが・・・。もう少し何とかならなかったのだろうか?
作品の詳細
作品名:悪魔の棲む家 |
原作名:The Amityville Horror |
監督:アンドリュー・ダグラス |
脚本:スコット・コーサー |
製作:マイケル・ベイ |
公開:アメリカ 2005年4月15日、日本 2006年1月28日 |
上映時間:90分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1900万ドル |
興行収入:1億800万ドル |
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