ホラー

BUG/バグ

ウィリアム・フリードキン監督が描く驚愕のホラー!!

ストーリー:アメリカ、オクラホマ州。息子を失い心に傷を負ったアグネス(アシュレイ・ジャッド)は、最近仮釈放された元・夫の暴力から逃れるため、モーテルに一人身を潜めていた。ある日、同じように辛い過去を背負うピーター(マイケル・シャノン)と出会い心を通わせ始めるが、部屋の中に小さな“バグ(虫)”が存在することに気付く。閉ざされた空間の中で、次第に彼らの精神は壊れ始めていく・・・。

出演:アシュレイ・ジャッド、マイケル・シャノン、ハリー・コニック・Jr、リン・コリンズ、ブライアン・F・オバーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ フリードキン、久々に充実

フリードキンが久々に、フリードキンらしい作品を作りました。白黒が判然としないシチュエーション、答えらしい答えを出さないラスト。対象を突き放した乾いたタッチ。その中にあって微妙な心理の綾を捉える繊細さ。観客の気分を誘導しない抑制の利いた音楽の使い方。完全復調とまでは行かずとも、この作品はフリードキンらしさに彩られ、フリードキンにしか出来ないテンションを実現していると思います。映画で泣きたい、笑いたい、スカっとしたいという方には不向きな作品ですが、愉しみたい観客、ことにフリードキンファンには見逃せない一作に仕上がっています。星五つは、フリードキンに対するエールも込めて少しオマケしました。

★★★★★ 斬新だと思います

悪い意味で相性抜群の二人(笑)。誰も止められない妄想閉鎖世界の歯車がガッシリとはまってしまったのでしょう。現実を見たくない自分を不幸だと思い込んでいる女性と、妄想と現実の境目がなくなって信じ込んでしまっている男性の負の連鎖劇場です。しかしながら、観ているこちらもグイグイと引き込まれる迫力があり、そこには登場人物と同じく「何が本当か分からない疑惑」を捨てきれない面白さがあります。決めきれないあやふやさが絶妙だと思いました。最後までどうなってしまうか全く読めませんでした。ただのキワモノ映画ではなく、人物が如実に描かれており、人間の狂気に関する悲喜劇が描かれている佳作だと思います。

★★★★☆ 変わったサスペンス

パラノイア(偏執病)がテーマのサスペンス映画。心に傷を追ったアグネス(アシュレイ・ジャッド)は、バグ(虫)がいるというピーターの妄想を受け入れてしまって、2人して妄想の世界に堕ちていきます。登場人物は少ないし舞台はモーテルの一室なので、見るからに低予算でアイデア勝負で作った映画です。主演のアシュレイ・ジャッドは、ベッドシーンや全裸シーンあるし、最後は狂人になるから、結構挑戦だったんじゃないかな〜。私は90年代のアシュレイの美貌が好きだったので、アシュレイの裸が見れてちょっと得した気分です。『聖なる狂気』や『氷の接吻』の頃のアシュレイに比べたら劣化しましたが、それでも綺麗な体してたと思います。

★★★☆☆ 結局なんだったのだろう?

恐ろしいような、笑えるようなグロテスクのような、馬鹿げているような。最初はラブストーリーなのかと思った。流れ的にも。ところが、なぜか虫が出て来て?いや、でてきたのか?狂っているのは、彼女か、彼か。でも、とにかく最後まで見入ってしまった。発想としては、なかなか面白いのでは!?

作品の詳細

作品名:BUG/バグ
原作名:Bug
監督:ウィリアム・フリードキン
脚本:トレイシー・レッツ
公開:アメリカ 2007年5月25日、日本 2008年7月5日
上映時間:102分
制作国:アメリカ
製作費:400万ドル
興行収入:810万ドル
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