全世界を震撼させた連続殺人、呪われた館に今宵も殺人鬼の影が・・・
ストーリー:不動産会社に務めるマリオンは、ふとした出来心で会社の4万ドルを横領してしまった。夜になって降り出した豪雨を避けるべく、彼女は旧道沿いの寂れたベイツ・モーテルを一夜の宿に選ぶ。管理人はハンサムだが、どこか暗い影を宿した青年ノーマン。実直で親切な彼と語らうことで、自分の過ちに気づいたマリオンは、自室に戻ってシャワーを浴びようとするが、そこに突如ナイフを持った人影が現れる・・・?
出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム、ジョン・マッキンタイア、サイモン・オークランド、ボーン・テイラー
★★★★★ 白と黒の恐怖。
白黒で、色がないという中での映画で、それが逆に、今観ると、恐怖を増幅させていると思う。不安の心理、恐怖の心理がとても伝わる。有名なシャワーシーンも、殺された後、こんなカットだったのか、とか新鮮な驚き。ストーリーが本当に流れるようにつながり、前半の逢引、横領から後半の病んだ殺人へと、展開が自然ですごい。後半の犯人の心理描写も、今観ても、面白い。やっぱりヒッチコックは天才なんだな~と再認識した。映画にも、ちらっとヒッチコックが登場している。
★★★★★ サイコの影響力たるや
今日におけるサスペンス・スリラーの定石を築いた金字塔的作品ですね。本当によくできています。あのオチに加えて伏線やミスリードも周到に張られており、上質な面白さがあります。ただそれゆえ、今の人にとっては見飽きたとも言える要素も多く、娯楽的な面を求める方にとってはすこし退屈に思える部分もあるかもしれません。名作すぎたゆえのジレンマでしょうか。個人的にはオチよりも、主人公交代スタイルの方にびっくりしました。完全に彼女が主役で進むものと思っていたので。そしてきっかけとなった4万ドルが結果的にないがしろになっている点も斬新でした。逃亡中のハラハラ感といい、ヒッチコック、おそるべしです。
★★★★☆ ホラーの原点
ホラーの原点とも言える作品だと思います。ホラー映画をよく見る方は、退屈してしまうストーリかもしれません。それこそ「使い古された展開」なのですが、この時代にこの物語を作り上げ、未だにこの「使い古された展開」を超える物を見たことはありません。この原点を作り上げたのは凄いと感じましたどんなに音で驚かせても、グロいモンスターを出しても、それはただ驚くだけで「ずっと続く恐怖」ではありません。これはずっと考えさせられるような、人間の気持ち悪さというか、本心の見えない気持ち悪さと言うか…何とも言えない気分にさせられます。
作品の詳細
| 作品名:サイコ |
| 原作名:Psycho |
| 監督:アルフレッド・ヒッチコック |
| 脚本:ジョセフ・ステファノ |
| 原作:ロバート・ブロック |
| 公開:アメリカ:1960年6月16日、日本:1960年9月4日 |
| 上映時間:109分 |
| 製作費:80万ドル |
| 興行収入:5000万ドル |
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