ドラマ

ナチュラル・ボーン・キラーズ

シュールで鮮烈なイメージショット、75曲もの音楽のコラージュと、斬新な表現技法で観るものに強烈な印象を与える、問題作

ストーリー:52人もの人間を殺害し、史上最悪の殺人犯として世界にその名をとどろかせたカップルがいた。ミッキー(ウディ・ハレルソン)&マロリー(ジュリエット・ルイス)。彼らはマスコミの激しい報道合戦により、いつしか若者のヒーローとして奉り上げられていく。自身の欲望のため、彼らを追う暴力刑事スキャグネッティによってついに逮捕されたふたりだが、その人気は止まるところを知らない。逮捕から一年後、視聴率アップを狙うTVキャスター、ウェイン・ゲール(ロバート・ダウニー・Jr)がミッキーへの監獄内独占インタビューを生中継で決行する。しかしそれは恐るべき大暴動への始まりだった!

出演:ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス、ロバート・ダウニー・Jr、トミー・リー・ジョーンズ、トム・サイズモア、ロドニー・デンジャーフィールド、エディ・マックラーグ、デイル・ダイ、バルサザール・ゲティ、ジョー・グリファシ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 30回以上見ました

オリバー・ストーン監督とクエンティン・タランティーノの原案によって作られた本作は、見る側に血の燃え滾る悪い一面を思い知らせる。見ていて「もしかしたら影響を受けて真似する人間がいるのでは・・・」という悪い予感が的中し、影響を受けた犯人から殺された遺族から告訴されたとか。男ならばざわざわと心が騒ぐ名作です。

★★★★★ ジュリエット・ルイスがキュート

メッセージ性や内容はともかく、ジュリエット・ルイスがキュートで、映像も凝っていて何度でも見たくなります。もともと、ぶっ飛んだ女が出てくる映画が好きなのですが、その中でも群を抜いて素晴らしかったです。

★★★★☆ 殺人鬼カップル

殺人で充実感を得るカップルの物語。それを中継して、自己の名声をあげることに腐心するテレビキャスター。何ともイカれた世界で、世間一般が「洗脳」されていくのも、映画ならでは。見せ物としては一定の水準を確保。

★★★★☆ 痛々しいほど純粋で壊れやすい二人・・・

これは情け容赦ない暴力映画だが、多分ロマンティック・バイオレンスと言えるのかもしれない(この分野では、他にブラピとジュリエット・ルイスが共演した『カリフォルニア』やタランティーノ監督作の『トゥルー・ロマンス』も面白い)。ウディ・ハレルソン&ジュリエット・ルイスのカップルは特筆すべきオーラを放っている。全体に色使いが毒々しくてイイ感じだし、殺しの姿が非常にカッコイイ(別に殺人を賛辞するわけではないが・・)。この映画を真似て、銃の乱射事件が起こったのは想像に難くない。しかし、この映画を見てカッコイイ、とは思っても実際に銃で無差別に人を殺したい、とは普通は考えないし実行しないだろう。もし考えたor実行した(←恐ろしいことです)としたら・・自分でも知ら!な!いうちに、心が病んでいるのかもしれない。そういうバロメーターになる映画。

作品の詳細

作品名:ナチュラル・ボーン・キラーズ
原作名:Natural Born Killers
監督:オリバー・ストーン
脚本:デヴィッド・ヴェロズ
公開:アメリカ 1994年8月26日、日本 1995年2月4日
上映時間:118分
制作国:アメリカ
製作費:3400万ドル
興行収入:5000万ドル
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