アンコール!!

アンコール!!

歌わにゃイカん理由ができた

72歳の頑固じいさんが、愛する妻のため一世一代の大決心。ロックでポップな合唱団で歌うのは、人生初のラブソング!

ストーリー：ロンドン。無口で気難しいアーサーは、隣近所でも有名なガンコ者で、息子ともギクシャク。唯一、笑顔を見せるのは、最愛の妻マリオンにだけ。病弱だが陽気なマリオンの趣味は、ロックやポップに挑戦するちょっと変わった合唱団“老人ズ”で歌うこと。ある日、“年金ズ”が国際コンクールのオーディションに出場することに! しかし、喜ぶマリオンに、なんとガンが再発したという告知がー。練習に行けないマリオンのたっての頼みで、アーサーは、妻の代わりに渋々合唱団の扉を叩く。美人なのに恋愛ベタな音楽教師エリザベスや、個性派だらけの仲間との出会いは、アーサーの毎日を思いもよらない方向へ連れて行く・・・。間近に迫ったコンクール。マリオンがアーサーにどうしても伝えたかったこととは? そして、自分の殻に閉じこもっていた72歳のアーサーを待ち受ける、新たな人生のステージとは?!

出演：テレンス・スタンプ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェマ・アータートン、クリストファー・エクルストン、エリザベス・カウンセル、オーラ・ヒル、アン・リード

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　いい映画。泣いた。

常々ヒューマンドラマは、キーとなる人物との出会いで心に変化が起き、ストーリーが生まれていく。しかし本作は最愛の人との別れから、それが始まる。その普遍的な「死」は、「そういえばいつか死ぬんだ」という事実を再認識させてくれる。後悔しない生き方ができるのか、もしひとりになったらどう生きるのか、本作はそんなことを考える機会をくれた。アーサーの歌に思わず涙した。大切な人がいる男には、是非観ていただきたい。しかし『アンコール!!』という邦題だけはいかがなものかと思う。原題『SONG FOR MARION』のほうがいい。

★★★★★　終始　涙が止まらない　素晴らしい作品です！

予備知識なしで観ましたが　期待以上でした。魅力的な奥様、偏屈なご主人、この老夫婦の日常がリアルで　一気に心を持っていかれます。奥様の歌、ご主人の歌、グループでの歌　それぞれ　感情が揺さぶられましたが、それ以外のシーン、セリフにも　凄く伝わるメッセージがありました。邦題やパッケージには　ちょっと違和感を感じますが、エンドロールの歌まで込みで　凄くいい映画です。たとえ幾つになっても　自分の人生を生きて行こう！と思える　清々しい作品でした。お勧めです。

★★★★☆　人生終盤の苦悩と幸福を描いた良作

主人公・アーサーを演ずるテレンス・スタンプ氏の存在感がとても魅力的！誠実だけれど、寡黙で克己的なキャラクター故に、自らを生きづらい方向へ向かわせてしまう主人公を、説得力十分に演じています。そんな主人公に、いつも寄り添ってくれる妻・マリオンの死で訪れる大きな寂寥感。しかしそれが彼の殻を破る原動力ともなります。ラスト近くで彼の見せる思い切った行動。派手なアクションより遥かに攻撃的に思えましたし、悔いなく生きるための極意のように思えます。ある程度年齢を重ねた人には、かなり刺さる作品だと思います。

★★★★☆　「死が２人を分かつまで」愛し合った２人が素敵

偏屈じじいなんだけど、愛する奥さんのためなら何だってするところが素敵だった。何年も連れ添ってまだこんなに愛し合ってるところを見るだけで幸せな気分になりますね。奥さんがソロで歌った歌がそのまま主人公を歌ってるようなラブソングですごく良かった。最初は奥さんが歌を歌って、それに感動するまでの話かと思ったけど、違いました。愛する奥さんを失った悲しみや喪失感を、奥さんの愛した歌で乗り越えていく。一緒に歌うお年寄り達も愉快で楽しいです。
それにしても、妻はこんなに上手く愛せたのに、なぜ息子には出来なかったのか、。ともあれハッピーエンドで良かったです。

★★★☆☆　老人たちに喝采！

イギリスユーモアに溢れた作品。ノリノリの爺ちゃん婆ちゃんが、ロックにヘビメタ、ロボットダンスに励む姿がユニーク。気持ちだけは若い…しかし身体が・・・。老夫婦の愛と父子の確執と再生が描かれ、晩年をどうイキイキと送るか
を考えさせられます。『天使にラブソングを』♪の爺婆編かも？