いつのまにか心まで疎遠になってしまった父親と子供達が再び絆を取り戻すまでの姿を描いたヒューマンドラマ
ストーリー:フランクには自慢の4人の子供がいた。妻を亡くして初めて、大人になった子供達と自分が疎遠になってしまった事に気が付いたフランク(ロバート・デ・ニーロ)は、再び家族の絆を深めようと週末にバーベキューを計画する。しかし、子供達はみな各々に理由をつけてドタキャンし・・・。
出演:ロバート・デ・ニーロ、ドリュー・バリモア、マッケンジー・ミローン、ケイト・ベッキンセイル、リリー・シーン、サム・ロックウェル、シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック、オースティン・リシ、ルシアン・メイゼル、ジェームズ・フレイン、メリッサ・レオ、キャサリン・メーニッヒ
★★★★★ 地味ながら良い作品です。
特撮があるわけでもなく、大きな事件が起きるわけでもない。でも、ロバート・デニーロの枯れた抑え気味な演技が無骨で不器用ながら子供たちへの愛情に溢れる父親の気持ちを淡々と伝えてくれます。親、子、それぞれの思い、それぞれの気持ちに共感します。日本では映画館で上映されたのか否かわかりませんが、多くの方にごらんいただきたい、実に良い映画でした。心が少し疲れたとき、ごらんいただきたい映画です。
★★★★★ 親の愛はほんとうに深い・・・
とにかくいろいろな事を心に訴えてくる良い映画でした。家族、教育、人生の難しさ、老いていく事の寂しさ・・・。観る人によって感じる事はさまざまであろうけれど、私は、老いて孤独になっていく事の切なさと、それでも見えない何かでつながっている事の温かさは、反対の事のようでありながらも、ちゃんと共存しているのだとこの映画を観ていて強く感じました。結局、親が子に望むもの、子が親に望むものの最たるものは、タイトルのとおり、「みんな、元気」でいることなのだと。それが一番なのだと・・・。
★★★★☆ はじめて
どこかで観た内容と思ったら、リメイクだったのですね。でももとの映画で泣いた記憶はないですが、この映画では泣いてしまいました。ロバート・デ・ニーロの映画を観て泣いたのははじめてです。レナードの朝で泣きそうになったことがありますが、この映画では涙のつぼを刺激されたようです。ただデニーロが普通のおやじを演じても、とうしても目の奥に狂気が見えてしまいます。子供たちを叱る場面で狂気の片鱗が・・・。でも、とにかく泣いた映画なので泣きたい人にはおすすめです。
作品の詳細
作品名:みんな元気 |
原作名:Everybody’s Fine |
監督:カーク・ジョーンズ |
脚本:カーク・ジョーンズ |
公開:アメリカ 2009年12月4日、日本 劇場未公開 |
上映時間:100分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2100万ドル |
興行収入:1500万ドル |
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