あなたの生涯の一本を塗り替える
ジェームス・ハント vs ニキ・ラウダ。天才ふたりの感動の実話
1976年、F1黄金時代。情熱的なジェームス・ハントと頭脳派のニキ・ラウダという、正反対の二人の対決に世界中が熱狂。F1史上、もっともドラマチックと言われる衝撃の実話がドラマ性を交えて描かれる
ストーリー:1976年、F1黄金時代。世界を熱狂させた二人のレーサーがいた。ドライビングテクニックも私生活も情熱型のジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)と、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)だ。シーズンは、ラウダの圧倒的なリードで幕を開けた。ジリジリと迫るハントを制し、ラウダのチャンピオンが確実視されたその時、すべてが変わった。壮絶なクラッシュ。ラウダは瀕死の重傷により再起は絶望的だった。事故の一因は自分だ、との自責の念を払いのけるかのように、残りのレースに全霊をかけたハントがチャンピオンの座に手をかけた時、ラウダが再びサーキットに戻ってきた。事故からたった42日後、変わり果てた姿で。ポイント差僅か、最終決戦の地、富士スピードウェイで、ライバルを超えた絆を胸に、限界の先へとアクセルを踏み込む・・・。
出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ララ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、デヴィッド・コールダー、ナタリー・ドーマー、クリスチャン・マッケイ、ジュリアン・リンド=タット
★★★★★ レース映画としてとても良質
亡くなってしまったニキ・ラウダ本人も再現度の高さを認めています。勿論CG等で再現したコースの風景等、100%同じかといえば違いますが、例えばラストの富士SWはレイアウトも含めて当時の面影は殆ど残ってないし、逆に残っている資料からよくここまで出来たものだと思いますよ。当時、富士のTV中継を見ていた私の率直な意見です。何もかも史実通りかと云えば、それも違います。でもこれはドキュメンタリーではありません。エンターテイメントとしてとても質が高い出来ですし、当時のF1ドライバーの格好良さが全編を覆っています。お薦めです。
★★★★★ 対照的な生き方をするライバルの人物描写がすばらしい
1970年中盤までは、F1では毎年1人は死者が出ていました。そのような死と隣り合わせのF1ドライバーは毎日が人生最後の日であることを強烈に意識させられるが故に、レースに対してロマンを感じ陶酔し、レース外では派手な生活で人生を謳歌する人が多かったでしょう。ジェームス・ハントはその典型的なドライバーでした。一方、ニキ・ラウダは死と隣り合わせであることは承知の上で、それでもリスクを下げる冷静さを持ち、レースに対しても単なる仕事であると考える、ハントと対照的な人物でした。その両者の交錯をレースと彼らの生活を通して描いています。レースは1976年のドイツGP、イタリアGP、日本GPに焦点を当てていますが「死と隣り合わせ」というのが本当によく分かる、臨場感のある撮影となっています。ラウダとハントの描写もすばらしく、お互いに認め合ったライバルであったことがにじみ出ていました。おすすめの一本です。
★★★★☆ 懐かしきF1ブーム第一期を思い出す
中学時代にスーパーカーブームが到来し、車に興味を持つようになり、その後F1がテレビでも放映されるようになると夢中で視た記憶が蘇ってきた。この時代のF1ドライバーのニキ・ラウダ、ジェームス・ハントを始めマリオ・アンドレッティ、ヨッヘン・マス等もスタードライバーだった。更に、この頃のフェラーリチームは花形チームであり、そのチームドライバーのニキ・ラウダは特に印象に残っている。映画の中で起こった事故や火傷後カメラに映る姿も記憶に残っている。映画はF1トップドライバーに上り詰める以前の二人を映し出し、そこからライバルとして意識し合いながらF1世界チャンピオンドライバーとして競い合うクライマックスへと繋いでいる。レースでの過剰な演出を控えたカメラワークが却って視ている者をその場にシンクロさせ、F1カーに同乗している雰囲気を味わえさせてくれる。カーレースを扱った映画で印象に残る作品は少なかったが、この映画はその中で秀逸の出来だと思う。
★★★★☆ 息をのむリアルな映像美と迫力が素晴らしい
性格が正反対の二人の天才。ニキ・ラウダとジェームス・ハント。実話を元に見事にF1の世界を描いています。特にレースシーンがリアルで迫力満点です。ラウダの事故シーンは息が詰まってしまった。大事故から奇跡の復帰を果たしチャンピオンタイトル最終戦が日本グランプリになるなんてドラマチックです。しかも、雨。ラウダの大事故も雨だった。でもレースは決行されてスタートしたが、まさかの展開に。F1好きにはたまらない作品ですよ。
作品の詳細
作品名:ラッシュ/プライドと友情 |
原作名:Rush |
監督:ロン・ハワード |
脚本:ピーター・モーガン |
公開:イギリス 2013年9月13日、日本 2014年2月7日 |
上映時間:122分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:3800万ドル |
興行収入:9800万ドル |
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