ドラマ

ブーリン家の姉妹

愛したのは同じ“一人の男”妹はただ王を愛し、姉は王妃という地位を望んだ・・・。

ストーリー:時は16世紀イングランド。20年にわたる結婚で皇女メアリーしかもうけることが出来なかったヘンリー8世(エリック・バナ)は、男子の世継ぎを産むための愛人を探していた。一族の富と権力を高めるため、新興貴族のブーリン卿は自慢の娘アン(ナタリー・ポートマン)を差し出す。しかし、王が見初めたのは清純で心優しい妹のメアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。王の寵愛を射止めるのは2人のどちらなのか・・・。断頭台の露と消えた悲劇の王妃アンと、知られざる妹メアリー。ブーリン家の2人の姉妹の間で繰り広げられた熾烈で華麗なバトルに隠された愛の真実とは? いま明かされる、エリザベス1世誕生の秘密がここにある!

出演:ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ、ジム・スタージェス、マーク・ライランス、クリスティン・スコット・トーマス、デヴィッド・モリッシー、ベネディクト・カンバーバッチ、アナ・トレント、エディ・レッドメイン、ジュノー・テンプル、アンドリュー・ガーフィールド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 美しい

こういう歴史の映画ってあまり好きじゃないんですがこの映画はけっこう楽しんで見れました。まあ後半のほうはけっこうドロドロ系でそういうの好きな人には丁度いいかも。話よりナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンがほんとに美しかったです。特にナタリーは演技も上手いし美しいし・・・この映画を見てから彼女のファンになりました。

★★★★★ 16世紀のイングランドを巡る映画としては秀逸

映画は多少事実を脚色している部分もあるものの、個人的には16世紀のイングランドを舞台にした作品が好きなので、
この映画も大満足でした。特に演技もさることながら衣装の豪華なこと。これだけでも一見に価値あり。さて、ブーリン家の姉妹にはアメリカ人である若手女優2人、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが演じています。しかし違和感はなし。ナタリー・ポートマンの演技がここまで素晴らしいとは正直思いませんでした。カメラも彼女を撮る際は、その「思惑」が言葉ではなく画面から伝わるように工夫しているのも素晴らしい。欲を言えばやはりもっとヘンリー八世の聡明さを強調してもよかったとは思うものの、後継者となるエリザベス女王の前の時代を見事に大河ドラマとして見ごたえのある作品に仕上げた手腕は素晴らしい。個人的には満点です。

★★★★☆ 二大女優の役柄の演じ分けが見事

人気・実力を兼ね備えた、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン主演の愛憎劇。イギリスが、ヘンリー8世の離婚のために、カトリック教会から独立し、イギリス国教会へと宗派替えした背景を描いていて、歴史ものとしても面白いです。ナタリー・ポートマン演じる、強かで独善的なアン・ブーリンと、スカーレット・ヨハンソン演じる、純朴で心根の優しいメアリー・ブーリン。個性の異なるブーリン家の姉妹が、一族の政略的な意図を受けて、寵愛を受けるため国王に接近していきます。ナタリー・ポートマンは国王を手玉にとっていく小悪魔的な役柄をうまく演じていて、一方のスカーレット・ヨハンソンは、地味で控えめなメアリーの雰囲気がばっちり。中世イギリスの衣装もきれいで、主演女優2人の魅力を引き出しています。映画なので脚色はありますが、やはり、国王の離婚のために、国ごと宗派を変えたという史実は、絶対君主制時代を迎えるヨーロッパの象徴的な出来事で、現代の感覚では信じられないような出来事ですね。

★★☆☆☆ 描ききれてないという意味では

アンとメアリーとどちらが年上かは分かっていないので、今回の設定も当然有り得ます。それよりも、アンの黒さが描ききれてないという意味では、星2つかな・・・。姉妹の寵愛を奪ったとか、王妃の座を望んだ、というだけでは済まされなかったアンの黒さ、それは前王妃とその娘の死すら欲した程のものであって、そこをもっと深く描いた方が、アンという女性像に近づいたでしょうし、彼女の死がメロドラマ的な悲劇とならなかったのでは。悪女はしっかり悪女として描かれた方が魅力的です。

作品の詳細

作品名:ブーリン家の姉妹
原作名:The Other Boleyn Girl
監督:ジャスティン・チャドウィック
脚本:ピーター・モーガン
公開:アメリカ 2008年2月29日、日本 2008年10月25日
上映時間:114分
制作国:アメリカ、イギリス
製作費:3500万ドル
興行収入:6800万ドル
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