19世紀のイギリスを舞台に、野心に燃える女の波乱に満ちた人生を描く作品
ストーリー:19世紀前半、貧しい芸術家とコーラス・ガールの娘との間に生まれたベッキー・シャープ(リース・ウィザースプーン)は、幼くして孤児となるが、上流社会での生活に憧れていた。風変わりなピット・クローリー卿宅で、娘達の家庭教師として職を得たベッキーは、ピットの息子とその伯母に気に入られ、ロンドンに招かれる。機知と美貌と強い意志を武器に、ロンドンの社交界でのし上がっていくベッキーだが、その先には思いもよらぬ波乱の人生が待ち受けていた・・・。
出演:リース・ウィザースプーン、ガブリエル・バーン、リス・エヴァンス、ジョナサン・リース=マイヤーズ、ボブ・ホスキンス、ジェームズ・ピュアフォイ、ジム・ブロードベント、ロモーラ・ガライ、アイリーン・アトキンス
★★★★★ 邦題が悪い!『虚栄の市』
陳腐な邦題がヒドイ!これはサッカレー『虚栄の市』の映画化だ。 主演のリース・ウィザースプーンに、上流階級を目指すベッキーがはまり役。とても面白かった!
★★★★★ 映像がとても綺麗な作品
原作はサッカレーの『Vanity Fair』、れっきとした文学作品なのにこの邦題はひどいです。ジョナサン・リース・マイヤーズ目当てに見たんですが、衣装、アクセサリー、ヘアスタイルなど、とにかく映像がとても綺麗な作品です。長い物語もヒロインの人生が2転3転して飽きることなく見られます。ジョナサンの出番はいつも通り少ないですが、綺麗でかっこ良いので必見です。主演のリース・ウィザースプーンは、キュートなイメージですが、今回は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのような気丈なヒロインを見事に演じています。原作ではどう描かれているかわかりませんが、貧しい生い立ちから、美貌と才覚と野心を持って上流社会にのし上がっていくベッキーはこの作品では悪女としては描かれていないです。
★★★★☆ 悪女と呼ぶには
毒々しいタイトルから、ついついどんな悪行非道女の物語かと思って観ましたが、実際には身分差別の厳しい時代を自らの才覚と魅力で生き抜こうとする自立した魅力的な女性の物語でした。けなげでもあり、したたかでもあるヒロインをリース・ウィザスプーンが芸達者に演じています。彼女の演技がコメディにとどまらない幅広いものであることは『ウォークザライン』でも証明済みですが、コスチュームプレイでも彼女の魅力と演技力が同時に発揮できることを証明してくれました。ナポレオン旋風がヨーロッパに吹き荒れている頃のイギリスの社会風俗がよくわかる映画なので、コスチューム映画ファンも楽しめます。持参金と結婚の分かちがたい関係や、結婚そのものがもたらす家族の関係性や親戚づきあいなどを、キーラ・ナイトレイが演じたジェーン・オースティンの『プライドと偏見』と見比べるのも興味深いかもしれません。『ウォークザライン』でリースの美声を楽しんだ方は、この映画でも可憐でのびやかな歌声を堪能できますよ。「悪女」と呼ぶには・・・。と観た人が感じる作品です。
作品の詳細
作品名:悪女 |
原作名:Vanity Fair |
監督:ミーラー・ナーイル |
脚本:ジュリアン・フェロウズ |
公開:アメリカ 2004年9月1日、日本 劇場未公開 |
上映時間:141分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2300万ドル |
興行収入:1900万ドル |
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