悪人を演じる善人か、善人のふりをする悪人か・・・
FBI捜査官とマフィアの攻防を描いた実話の映画化!
ストーリー:FBIの秘密捜査官ジョー・ピストーネ(ジョニー・デップ)は、ドニー・ブラスコという名で単身、街に潜伏する。マフィア組織の構成員であるレフティ(アル・パチーノ)という男に出会い、彼に息子のように可愛がられるようになった彼は、クールな知能を発揮し、着実にマフィアの中枢へと上り詰めてゆく。一方、盛りを過ぎたレフティはドニーの出現に夢を見、再び人生を掛けるのだが・・・。
出演:アル・パチーノ、ジョニー・デップ、マイケル・マドセン、ブルーノ・カービー、アン・ヘッシュ、ジェームズ・ルッソ、ジェリコ・イヴァネク、ロバート・ミアノ
★★★★★ やっと!!
ジョニー・デップがFBI捜査官を演じ、マフィアに潜入する話です。これは実話の映画化なのですが、マフィアと捜査官という二つの顔を持たなければならいないという心が壊れそうな繊細さをジョニー・デップが見事に演じています。そして、マフィア役のアル・パチーノがこれまた凄い演技力です。必見です!!
★★★★★ 『フェイク』ジョニ-の最高作品
色々な役の出来るジョニーですが、『フェイク』では、彼の心の中までが、演技に出ていて、本物になりきっていたように思います。アル・パチーノは、すばらしいアクターですが、『ゴッド・ファーザー』の大物マフィアのイメージとまったく違う人物になりきり、最後の指輪とネックレスを外して出て行く姿は、その演技にこれからの出来事と過去の全てが表現され、感動でした。なかなかこのようなすばらしい作品には、出会えないので、貴重です。スクリーンで、もう一度上映してほしいです。
★★★★★ マフィアをはめた男(原題)
この映画の原作は読んでいたが、映画の方がより素晴らしい。原作をほぼ忠実に再現しているが、細部がほんの少し異なっている。特に、レフティはこれほど魅力ある人物ではなかったのだが、映画という表現手段ではこのほうがリアリティがある。原作では「お金に執着するレフティ」が、アル・パチーノの演技でより深みを増して、描かれている。アル・パチーノはわざと野暮ったいスタイル。お腹の突き出た親父役。不思議にも似つかわしい。さすがアル・パチーノと讃辞を送りたい。潜入捜査した主人公のジョニー・デップも存在感あふれ、最後までジョニー・デップを信じたレフティの表情を、情感溢れ「悲しみ」とも「諦め」ともつかぬ独特の深みで演じたアル・パチーノ。饒舌に主人公に語りかけ、ラストのシーンは何度も見たいと思う。実際にはこれほど劇的な別れの場面はないのだが、これは映画化するに不可欠な要素。余計な銃撃も残酷なシーンもほとんどなく、登場人物もさほど多くない。これでこんなにも素晴らしい映画に仕上がっているのは、監督の並々ならぬ技量だろう。アル・パチーノもジョニー・デップも「はまり役」です。派手な場面がすくなくても、かなり集中して観ることができました。観終わって、しばらくはじっと余韻を楽しめます。どうぞご覧になってください。
★★★★☆ 男の友情
ジョニーは潜入捜査官。自分を信用してくれているマフィアのボス、アル・パチーノとの間にいつのまにか友情さえ感じる様になる。自分を信用しきっている様子に心を痛めながらも、マフィア壊滅へ向けての仕事は仕事。ジョニーの心に後ろめたさの存在が見て取れる。2人のかけ引きに目が離せない。アル・パチーノはマフィアのボスながら、中くらいのボスであり、何かと同情さえ感じてしまうキャラクターがミソ。ラスト、アル・パチーノの哀しみが心に浸みる。マフィア映画というよりも心理サスペンスの色合いが濃い。日本レストランで靴を脱ぐ脱がないのシーン、印象深く、かつ面白かった。
★★★☆☆ とても興味深い脚本です。
アメリカの潜入捜査の実話が元だけに、かなり新鮮なシナリオでした。ハラハラ、ドキドキ、そして感嘆します。自分の知らない世界を垣間見た嬉しさを味わせてくれる作品です。こんなことが、本当にあったのかと・・・。
作品の詳細
作品名:フェイク |
原作名:Donnie Brasco |
監督:マイク・ニューウェル |
脚本:ポール・アタナシオ |
公開:アメリカ 1997年2月28日、日本 1997年11月15日 |
上映時間:127分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3500万ドル |
興行収入:1億2400万ドル |
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