スリラー

ウインド・リバー

なぜ、この土地(ウインド・リバー)では少女ばかりが殺されるのか?

第70回カンヌ国際映画祭<ある視点部門>監督賞を受賞した衝撃のクライム・サスペンス!

『ボーダーライン』『最後の追跡』で2年連続アカデミー賞ノミネートの脚本家テイラー・シェリダン初監督作品。全米4館でスタートし、その評価の高さからクチコミで話題を呼び拡大公開。6週連続TOP 10入りというロングランの大ヒットを記録し世界中の批評家に絶賛され、第70回カンヌ国際映画祭<ある視点部門>監督賞を受賞。心に深い傷を負う寡黙なハンター、コリー役に『ハート・ロッカー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートのジェレミー・レナーが扮し、彼と共に事件を追う新人FBI捜査官ジェーンを目覚ましい活躍を見せているエリザベス・オルセン(『アベンジャーズ』シリーズ)が演じる。ネイティブアメリカンの保留地・ウインド・リバーで一体何が起きているのか――コリーとジェーンはこの地に根づく闇に切り込むことができるのか。圧倒的な緊迫感がみなぎる衝撃のクライム・サスペンス。

ストーリー:厳寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地“ウインド・リバー”で見つかった少女の凍死体―。遺体の第一発見者であり地元のベテランハンターのコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)は案内役として、単身派遣された新人FBI捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)の捜査に協力することに。 ジェーンは慣れない雪山の不安定な気候や隔離されたこの地で多くが未解決事件となる現状を思い知るも、 不審な死の糸口を掴んだコリーと共に捜査を続行する…。

出演:ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、グラハム・グリーン、ケルシー・アスビル、ギル・バーミンガム、ジュリア・ジョーンズ、マーティン・センスマイヤー、ジョン・バーンサル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★  現代アメリカの一面を描いて見事!

この映画のように、ほとんど知らなかった土地や出来事を背景とした犯罪映画は時々とても優秀な作品が登場します。少し前の映画ですが「刑事ジョン・ブック」などと同じ香りがします。この映画の舞台はウィンド・リバーと呼ばれるネイティヴアメリカンの居留地・・・こうした場所がまだあるのか?と無知なボクは驚き、それがいかに過酷な地であるかをみるにつけ、ますますびっくり!アクションに重きをおくというよりも、暴発に至るまでの積み重ねが見事です。被害にあった少女を「戦士」と呼んだジェレミー・レナーが特に見事でした!

★★★★★ 過酷な環境

公開当時、これは絶対観よう!と思ったものの、居住県内で一館も上映していませんでした。確かに悲惨なシーンもあり、ネイティブアメリカンについても知識の薄い私たちには理解は難しい内容かと思います。でも、見終わってから、ネイティブアメリカンの歴史について、現在の居住区について、調べずにいられなかった。そして知ることで、更に映画の悲しさが色々わかってくるという。映画から、自分の知らない世界を知れることが素晴らしいと思える人にはとてもオススメです。が、ただ楽しく鑑賞したい、謎解きサスペンスを求める方には、向いていないと思います。

★★★★★  ダーティハリーとかイコライザーが好きな人なら、観て損はありません。

あまりにも過酷な土地に住む、タフな保守派がケジメをとる映画。涙を流して抱き合えば赦し合えるとか、罪を償ってどうのとか、そんなこと言ってる奴は生きていけない。実話とか居留地の実情ということで社会派扱いされますが、決してそういう映画ではなく(もちろん大事なエッセンスですが)、つまり西部劇。砂漠が雪原に変わっています。鑑賞後の余韻も、一抹の爽やかさと苦みを残し、これまで観た映画では屈指のエンディングと思いました。かつては敵同士だった民族でも、子の親としていかに生きたらいいか、という問いは共通して永遠の課題なんだなぁと思いました。ちなみにカナダでも先住民族の女性の失踪件数はとんでもないことになっており、まともにとりあわないらしい警察への抗議デモもありました。切断された脚が次々と流れ着く海岸なんてのも実際にあります。アメリカで銃規制なんてとてもありえませんね…。お見舞いでの会話は、多くのアメリカ人の心を打ったことでしょう。被害者も決して愚かでも弱かったのでもない、彼女は戦士だったという一言で深く共感しました。話の筋としては単純なので、ミステリーや社会派好きには物足りないと思います。雪原ばっかりで単調と思う人もいるでしょう。しかし「男の美学」みたいなものは存分に堪能できます。ジェレミー・レナ―かっこよすぎです。

★★★★☆ サスペンスでは無く人権問題!!

サスペンス物として見始めたら、あらあら全然違いますがな、今のアメリカに再燃している人種差別をモチーフとして、この出来事でそれを問いただそうとした作品。ネイティブアメリカンは日本人の中でも古い日本人である、縄文人と最も近い種族です。とても顔つきが似ている人がいます(最近の研究で縄文人と弥生人は全くDNAで異なる人種と言うのが分かり始めています、わずか2000年で余りにも顔立ちが違いすぎる、縄文人であるアイヌと南九州を代表する隼人族は鎌倉幕府時代まで、抵抗していました。弥生人という大陸からの侵略者によって文明を滅ぼされた)結局武力で侵略し奪い勝った物が正しい!!何をやってもいい!!そんな横暴な白人主義者が、今でも力を持っている事を現しているのだと深く感じました。

★★★☆☆ まぁまぁ

先住民がどうとかいいながらキーパーソンが全部白人であることにイヤな臭いを感じてしまうが、ウォッシュではなくどちらかというと忖度ストーリーだから始まった時点で配役が決まってて、インディアンは被害者で白人は加害者、でも主人公だけは許されてる。なぜなら昔悲しいことあったから同じ被害者だから仲間だよねって置いて良識的白人の化身として悪いヤツ全部ブッ殺してはい許されたやったー!つってなぜか過去の民族的な罪まで浄化しようとしている。そういう意味ではクソ脚本で好きではない。そういうのに目をつぶって観ればまぁシーンの一つ一つは普通にスピード感あって悪くなく間のただ雪の中歩くだけみたいなカットがやたら長くて尺稼いでんねぇみたいなところが目に付く程度で観賞には耐えるがオススメはしない5段階評価で言えば3と2の間ぐらいってところ。

作品の詳細

作品名:ウインド・リバー
原作名:Wind River
監督:テイラー・シェリダン
脚本:テイラー・シェリダン
公開:アメリカ 2017年8月4日、日本 2018年7月27日
上映時間:107分
制作国:アメリカ
製作費:1100万ドル
興行収入:4400万ドル
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