ドラマ

カントリー・ストロング

だから私は歌い続ける

カントリーミュージックの魅力満載で贈る愛と再生の物語

ストーリー:飲酒が原因で施設に入っていた元カントリー音楽界のスター、ケリーは、マネージャーであり夫でもあるジェームス、人気上昇中のカントリー歌手ボー、ミスコン出身の新人歌手チャイルズと共に再起をかけた復活ライブツアーに乗り出す。順風満帆にみえたツアーだったが、ライブの裏では人間関係がもつれ合い、やがて4人の間には不協和音が覆いかぶさる・・・。

出演:グウィネス・パルトロー、ティム・マグロウ、ギャレット・ヘドランド、レイトン・ミースター、マーシャル・チャップマン、ジム・ロウダーデイル、ジェレミー・チャイルズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 今時のアメリカのカントリーを体感せよ

豪華なキャストと新鮮なキャストのコラボ。日本人の琴線に触れるロマンチックなストーリー展開、大人はこういうラブロマンスをみるべき。おちゃらけた映画はもうたくさん。アルコールを嗜みながら、アメリカの片田舎の風情を体験できます。

★★★★☆ 凡庸だけど魅力的

酒に溺れた歌手、愛はあるけど気持ちのズレが生じる夫婦、繊細なアーティストの感情無視のプロモーター、夢と恋に悩む若い前座の歌手…テーマはすべてありふれています。前座歌手の生い立ちなど、必要とも思えないエピソードも謎でした。それでも観ていて楽しかったのは、カントリー音楽の魅力がしっかり伝わってきたからだと思います。ベテラン歌手のグウィネスと、前座で初々しいレイトンの対比も好きです。この2人の心の交流をもっと丁寧に描いて欲しかったかな。全体的に粗削りな印象でした。でも観て損は無いです。サントラも欲しくなりました。

★★★★☆ カントリーミュージックを楽しむ映画

何か音楽映画が見たくなったので、なんとなく見てみました。話の内容は、アルコール中毒でリバビリをしていた人気カントリー歌手が、まだ完全に治っていないにも関わらず、マネージャーである夫に促されて復帰ツアーをやることになります。そのツアーには、前座として、リハビリ施設で一緒になった売れない男性歌手と、マネージャーが目を付けた、ミスコン出身でこれからデビューしようとしている若い女性歌手が参加するのですが、この4人のツアー中に起こる人間模様を描いた映画です。といっても、そんなに盛り上がり所があるわけではなく、ただ4人の心の動きを淡々と追っているという印象は拭えません。最後も救いようがないほど現実的で、まるでカントリー歌手の伝記映画を見ているような気分になりました。伝記映画ならこれでいいのでしょうが、フィクションとなるとちょっと面白味に欠ける気がします。ただ、最後近くのコンサートシーンと、劇中で流れるカントリー音楽は最高なので、星4つにしました。サントラも買おうか検討中です。

★★★★☆ ストレート

グウィネス・パルトローのカントリー・ミュージックをテーマにした秀作。日本では劇場未公開のままソフト化された作品。1998年の『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー賞を受賞して以降、とても難解な作品だったり、軽い役だったりが多かった気がするのだが、本作はなかなか良い。カントリー・ミュージックの暖かさとか力強さとかがうまく伝わってくるし、ストーリーそのものも紆余曲折はあるものの、奇抜な進み方をせず、淡々とした印象がある。実話に基づいたもの?かと思ったが、フィクションらしい。だとしたら、却って抑えて上手に作ったなという印象を受ける。何がと聞かれるとはっきり理屈で答えにくいのだが、とても好きな作品。

★★★☆☆ 見て損したとは思わないけど、凡庸。

グウィネス・パルトローにこの映画の話を持って行った時に、プロデューサーがエージェントへ言った言葉は、つまりこんな感じだったのに違いない。「これは、かつてカントリーの女王と呼ばれたシンガーの大人の物語です。ちょっと辛口ですが、お決まりのめでたしめでたしという物語ではなく、矛盾していて、自分の心、自分の人生なのに、どうして自分でもわからない方向に行ってしまうんだろうという、いわば『大人の思い』を描いた作品です。派手さも無いし、壮大さもない。しかし、それだけにグウィネスさんの演技力で魅せる映画だと言ってもいい。どうです。そういう勝負をしてみませんか。クライマックスは、グウィネスさんの独壇場という感じのコンサートシーンです。他の追随を寄せ付けないというカントリーの女王の風格すら感じさせる場面。たくましく澄んだ声で、時にからっとさわやかに、時にあっけらかんとセクシーに、時に成熟した大人の魅力で、多彩な顔を見せつつ多彩な歌を歌いまくる、まさにワンマンショー。圧倒的な演技力とパフォーマンスで、これが私よ、どう?と、まさに女王の貫禄を見せてやろうじゃありませんか。」そう。そんなことをやろうとしている。で、確かに彼女は、それをこなしてもいる。こなせるだけで、やっぱりすごい。でも、何よりシナリオが詰らない。多分、ダラダラしているんだと思う。もっと緊張感あふれる、もっと印象的なセリフの数々で、もっと物語の展開や構図を素直に追って行ったら、もうちょっと何とかなるんだろうと思うのだが、どうにも凡庸な出来なのだ。多分見せ方という点でも、監督は凡庸だ。もっとうまく見せられるだろうに、ところどころ初心者が撮ったのかと思うほど、幼稚な構図、カメラワークもある。それらが少しずつ、この映画の凡庸さを築き上げて行く。悪くは無いが、何でも無い大人しい映画。悲しみを誘うラストも、胸を打つと言うにはほど遠い。カントリーを舞台に撮った人気女優のB級映画なら、ずっと昔、クリスティ・マクニコルが主演した「さよならジョージア」の方がずっと素晴らしかった。完全にB級のストーリーなのに、楽しめた。グウィネスさんには、「もっといいシナリオライターで、もっと腕のいい監督に撮ってもらったらよかったよね。あなたには演技力も表現力もあるけれど、もう一つ突き抜けたレベルに辿り着くには、まだ足りない。それには、もっと優れたスタッフが欲しいよね。」と言いたい感じ。そんな出来でした。

作品の詳細

作品名:カントリー・ストロング
原作名:Country Strong
監督:シェナ・フェステ
脚本:シェナ・フェステ
公開:アメリカ 2011年1月7日、日本 2011年1月7日
上映時間:112分
制作国:アメリカ
製作費:1500万ドル
興行収入:2000万ドル
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