ブロードウェイで6136回という上演記録を残した、傑作ミュージカルの映画化
ストーリー:ブロードウェイの売れっ子ディレクター・コレオグラファーのザック(マイケル・ダグラス)は、近くにオープンする新しいショーの為、男女各4人ずつのコーラスを選ぼうとオーディションを敢行した。全体で何人採るかも知らされないまま、ショー・ビジネスに夢を馳せる大勢の若者たちが集まり、その中からとりあえず17人がしぼられるが・・・。
出演:マイケル・ダグラス、アリソン・リード、テレンス・マン、シャロン・ブラウン、マイケル・ブレビンズ、ヤミール・ボージェス、ジャン・ガン・ボイド、グレッグ・バージ、オードリー・ランダース、ヴィッキー・フレデリック
★★★★★ ミュージカルが苦手な方へ
「ミュージカルって劇中に突然、歌い出すのが苦手」って人にオススメです。なにしろ、ミュージカルのオーディションという設定ですから、合格するために歌で自分を表現しているんだと思えば、違和感なく、見ることができます。主人公たちは、踊ることが好き、歌うことが好きっていう想いにあふれ、その抑えきれない気持ちを舞台にぶつけようとしている人々。彼らが、自分の境遇や夢を歌に託すことでライバルでありながら、互いを認め合っていく。その過程がなかなかイイです。ステージの後方に置かれた鏡にも注目。どうみてもクレーンを使って撮影しているシーンで、カメラの写り込みが全くなかったり、巧妙な仕掛けを用意してたり、興味深いですよ。マイケル・ダグラスの出演作品で、マイベストです。
★★★★☆ 切れのいいダンス、そして青春像!!
なんといってもこの映画の魅力のひとつはダンス。切れのいいダンス、それも集団で踊るそのダンスにはほんとうに魅了された。こんなにたくさんのすばらしいダンサーがいるのかと驚かされた。また終盤のキャシーが一人で踊るダンス、あるいは回想場面でのダンスもすばらしかった。美しいとしかいえない。感動です。それと、この映画、いまこの瞬間だけを生きている若者を描いているのがいい。ほんのわずかの席をめぐって多くの若者が、「今」にかけて必死になっているのがとてもいい。「お疲れ様」といわれ、去っていく多くの若者もある。でも、そんな必死な姿に、自分の中のなにかがゆり動かされた気がする。
作品の詳細
作品名:コーラスライン |
原作名:A Chorus Line |
監督:リチャード・アッテンボロー |
脚本:アーノルド・シュルマン |
公開:アメリカ 1985年12月13日、日本 1985年12月21日 |
上映時間:113分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:1400万ドル |
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