ドラマ

それでも、愛してる

うつ病を発症した夫により家庭崩壊の危機にさらされる家族の葛藤と再生を描く人間ドラマ

ストーリー:うつ病を患う会社社長ウォルター(メル・ギブソン)は、拾ってきたビーバーのぬいぐるみが自分の気持ちを代弁してくれるという奇策によって、積極的な性格に大変身! 家族や社員は動揺しつつも、ビーバーを通してウォルターと会話し、すべてが奇跡のように好転していく。だがやがて、ビーバーなしでは何もできない自分に気づき、決死の衝撃行動を起こしてしまう・・・。

出演:メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、アントン・イェルチン、ジェニファー・ローレンス、ライリー・トーマス・スチュワート、チェリー・ジョーンズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 鬱は砂漠

2012年。 監督はジョディ・フォスター。鬱に苦しむ会社社長(メル・ギブソン)が、ビーバーの人形と出会い変化していき、家族が困るお話。鬱になって2年経って、家族が壊滅寸前になっているのだが、ビーバーの人形をひろって会話しはじめ、元気が出てくる。この異様さが全然笑えなくて、怖い。 家族がこんなになっちゃったら、こっちも鬱になると思う。 鬱って砂漠。高校生の息子(アントン・イェルチン)は父親をかなり嫌っているのだが、学校でジェニファー・ローレンス演じる影のある超美人と知り合って恋をする。 ジェニファー・ローレンスの色気と可愛さが尋常じゃなくて、PCの画面が破裂するんじゃないかと思ってフルフェイスのヘルメット被って鑑賞しました。顔は結構平凡だと思うのだが、体全体から漂うセクシーさが違法なレベル。 髪のウェーブ加減とかも最高です。登場人物がみんな魅力的だし、ストーリーも良かったです!

★★★★☆ ぬいぐるみがアクセント

双極性障害の複雑な心理状態を、ぬいぐるみというわかりやすい介在物を通じて飽きさせない脚本は秀逸。暗く絶望的な感情に終始しない、とても気の利いたアクセントになっている。サイドストーリーとしての息子の恋愛の位置づけについては意見の分かれるところだと思うが、ラストに向けての布石であり、エンターテインメント性として好意的に理解したい。双極性障害は現代病は現代病の一つともいわれるが、「世界にひとつのプレイブック」(13) でも取り上げられ、本作にも登場したジェニファー・ローレンスが似通った役柄でオスカーを受賞している。「ザ・ウォード/監禁病棟」(11) は解離性同一性障害、いわゆる多重人格を扱ったものだった。こういった怪奇性や奇異性を強調するばかりではない、現実に存在する病的心理状態をドラマチックに描いた作品も増えてきた。

★★★★☆ うつ治療中です

ジョディー・フォスター監督の<うつ病>を題材にした映画と知り購入しました。上映していた事すら知らずレンタル開始と聞き、何度も見るだろうと思い予約購入しました。うつ病の苦しさは身をもって知っていたので大変共感できました。自分を傷つける行為、周囲の人を困らせる言動、等々。。良く表現できた映画でした。監督インタビューでジョディ・ーフォスターが話していましたが、メル・ギブソン本人もうつ病を理解しているとのこと。日本映画の[ツレうつ]は綺麗な映像に仕上げてあり、うつ病を患った経験者から見ると[そんな生易しくねぇよ]と感じておりました。日本語吹き替えが無かったのは残念ですが、いい映画でした。

★★★★☆ 邦題に、作品への敬意を感じました

本作(原題:The Beaver)は2011年のアメリカ映画。日本でも多くの方が知っているであろうメル・ギブソンとジョディ・フォスターが出演(ジョディが監督!)している作品です。上映時間91分。本作もたまたまWOWOWで観覧しました。あらすじは商品説明欄に書いてある内容で十二分でしょう。それよりも本作は出演陣の演技、そして簡単な処方箋など存在しないうつ病や”不完全な家族”に対する描写にこそ注目でしょう。大真面目に人形を使って喋りまくるメル・ギブソンを観て笑わされる事多数ですが、本作は非常に内省的な作品であり、難問に対する回答も、これが一番正しいとする普遍思想も存在しません。家族も他人。理想も思想もすれ違う事がある、と。”普遍的な答え”が欲しい方には、ラストは決して納得の行く内容ではないかもしれません。家族至上主義アメリカが色濃く出ている描写がよりそう感じさせているのかもしれませんが、価値観の多様性やうつ病、シングルマザー等に関心・理解のある方にはオススメの映画です。

★★★☆☆ まあまあでしょうか

久しぶりのメルギブソン。ちょっと期待し過ぎたかもしれません。もう少し、ハートウォーミングなドラマであって欲しかった気がします。

作品の詳細

作品名:それでも、愛してる
原作名:The Beaver
監督:ジョディ・フォスター
脚本:カイル・キレン
公開:アメリカ 2011年5月20日、日本 2012年6月23日
上映時間:91分
制作国:アメリカ
製作費:2100万ドル
興行収入:630万ドル
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