戦争映画

ダンケルク

追い詰められた40万人、史上最大の救出作戦

ストーリー:1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する・・・。

出演:フィン・ホワイトヘッド、マーク・ライランス、トム・ハーディ、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 知っておきたい第二次大戦の戦場の凄まじさ

ダンケルクに残されたイギリス軍の救出に向かったのは、志願した民間の船だった。ドイツ軍の砲撃に逢いながらも兵士たちを救う船乗りたちの勇気には、胸を打たれる感動があった。海という現場に投げ出された兵士たちの凄まじい姿がよく描かれていた。最後に「われわれは降伏あいない。最後まで海岸で戦う」という兵士が読み上げた新聞記事は、現在のウクライナを思わせて、なんとも言えない気持ちになりました。

★★★★★ 人間の成す奇跡。

人種を問わず、たくさんの人間が軍隊組織に組み入れられ、知らない人間同士が殺し合うイベント。戦争。そんな戦争中、たくさんの兵士が窮地に立たされたとき、あるものは我が身を捨てて闘い、あるものは救出のために馳せ参じる。戦争という不条理のなかに、人間らしさが集い、結果として大勢の仲間を救う奇跡が起きた。その地の名はダンケルク。登場する人間たちは、その行動によってのみ描かれるので、セリフというものがありません。たくさんの人間たちによって成された奇跡と対比して、戦争という行為の愚かしさが浮かび上がってきます。Never Surrenderという言葉は、敵に対してというよりも、どうあろうと人間性を諦めないぞという風に聞こえました。

★★★★☆ 流石のノーラン監督も手に余るテーマか

クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作の第二次世界大戦で実際に行われた撤退作戦を描いた戦争映画。空と陸、海のそれぞれで物語が進むストーリーはわかりづらい面も多いが、実際に民間の人々が救出に関わっている点を上手くストーリーに反映できているのがよくわかる内容だ。第二次世界大戦の転換期とされているフランスよりの撤退作戦は、多数の兵士をイギリス本土に逃がしたことでその後の反攻が出来るきっかけとなっておりその後のドイツ軍の凋落の始まりともいえる。ノーラン監督らしく壮大な海と空を生かした演出は素晴らしく、作りものらしくない映像で見ごたえがある内容だ。反面全編通して盛り上がりに欠けるのは否めなく、場面場面の兵士たちに感情移入しつつ戦争を考える内容となっている。個人的にはノーラン監督といえどもこのテーマの演出には苦戦したと思うし、上手くいっていない印象もある。ただテーマの切り取り方としては斬新で過去のイデオロギーに囚われた戦争映画とは一線を画すものであることは間違いない。

作品の詳細

作品名:ダンケルク
原作名:Dunkirk
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
公開:フランス 2017年7月19日、日本 2017年9月9日
上映時間:106分
制作国:イギリス、アメリカ、フランス、オランダ
製作費:8200万ドル
興行収入:5億2700万ドル
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