アクション

荒野の七人

映画史上の名作である黒澤明監督『七人の侍』を原作とし、ガンマン・スピリット溢れる新たな物語に創り上げた、アクション映画の金字塔的作品

ストーリー:メキシコの寒村。村人たちは、カルヴェラ率いる盗賊一味に収穫物を貢ぎ物として強要され、生活苦にあえいでいた。いよいよ窮地に迫られた村人たちは、少ない金で銃を手に入れて抵抗することを決意、町へ繰り出す。するとその時、鮮やかに敵を一蹴する凄腕のガンマン、クリス(ユル・ブリンナー)とヴィン(スティーブ・マックイーン)に目がとまるのだった。村人たちは即座に村の防衛と盗賊の撃退を懇願。クリスはその願いを受け、仲間を集める・・・。

出演:ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、ホルスト・ブッフホルツ、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ヴォーン、ブラッド・デクスター、ジェームズ・コバーン、イーライ・ウォラック

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 色褪せない名作

名作のリメイクはどうしても比較されてしまうと思うのですが、この作品も名作だと思います。面白さの理由は、やはり基になっているのが「七人の侍」だということ。改めてその影響力がわかります。ストーリー的にはより単純明快になった感があります。また、七人のキャラクターはオリジナルよりは更に際立った印象も受けました。最後の決闘に向けての七人の行動は賛否わかれると思いますが、敵のリーダーは弱者をいたぶり、自分の行動に自己満足しているような人物だし、七人の立場になったら、村人を救うという名目もあるでしょうが、それぞれのプライド故の行動なのでは?と理解し、あまり気になりませんでした。オリジナルよりは七人が多少は報われるような場面もあり、ラストの虚しさは薄らいだように感じます。メイキングも興味深く、俳優のギラギラした思いもこの作品を面白くしているのだと思いました。

★★★★★ 黒澤明監督の傑作時代劇を素晴らしい俳優陣が西部劇として仕立て直し、黒沢好みの社会性ある活劇にした。

7人のガンマンをやる俳優陣が素晴らしい!特にチャールズブロンソンやジェームスコバーンが圧倒的にかっこいい。

★★★★★ 不朽の名作今に至る

兎に角格好良い!出てくる俳優は名優ばかり、なんてったって「BGM」。テーマ曲が流れるとワクワクしてきますね。大人が観る「西部劇」の定番です。私は子供の時から好きでしたけどね。良い作品は何時の時代も良いもんだ。古臭いと思われるかもしれないけど逆に今が新鮮なのかもしれません。観た事の無い方には一見の価値有り作品です。是非。

★★★★☆ いい映画!

今の映画ではない、おおらかさがあります。荒い、ともいえますが、細かいことにこだわらずに、面白い場面が感情のままになだれ込みます。とてもいい映画です。

★★★★☆ 驚きの性善説

映画に現実離れした展開があるのは仕方がないことで、むしろ、そうじゃなければ映画として面白くないわけですが、この現実からの離れ具合は、時代によって大きく変わるものだなあと変なところに感心しました。デンゼルワシントンの再リメイク版と比べるとよくわかります。無償の奉仕、男臭い有情、無骨な生き方…、どれも現代では、少し幼稚というイメージが払拭できないように思います。それがあの当時は、至高の価値観とでも言えるような神聖な扱われ方です。このファンタジーを受け入れられるかどうかが、観る者との相性を決めるのでしょう。ネタばれになるので詳細は省きますが、悪役の驚くべき善人ぶりには、基本的な人間観として性善説が根強く浸透していた様子がうかがえます。残念ながら、いや、喜ばしくも、私はそこそこ受容できました。幼稚で結構でございます。あの時代にノスタルジーすら感じました。

作品の詳細

作品名:荒野の七人
原作名:The Magnificent Seven
監督:ジョン・スタージェス
脚本:ウイリアム・ロバーツ
原案:黒澤明『七人の侍』
公開:アメリカ 1960年10月23日、日本 1961年5月3日
上映時間:128分
制作国:アメリカ
製作費:200万ドル
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