西部劇映画

許されざる者

かつての残忍な悪党が、娼婦の懸けた賞金を得ようと、昔の仲間や若いガンマンと共に最後の追跡の旅に出る

ストーリー:1880年、人里から遠く離れてひっそり暮らす男がいた。彼の名は、ウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)。かつては列車強盗に冷酷な殺人と、あらゆる悪事を働いたその男も、今では2児の父として小さな家畜農場を営みながら過ごしていた。そんなマニーのもとを、キッド(ジェームズ・ウールヴェット)と名乗る1人の若者が訪ねてくる。賞金稼ぎを手伝えというキッドの言葉に、マニーは戸惑った。だが、今のままでは子供たちを育てていくのさえままならない。彼は、二度と握らないと誓ったはずの銃を手にすることを決意する。そして、昔の相棒ネッド(モーガン・フリーマン)と共に3人は、町へと向かった。その頃、町では保安官のビルが別の賞金稼ぎを捕まえ攻め立てていた。その行き過ぎた卑劣な行為には、周囲の者までが震え上がるほどだ。そして、保安官ビルはこれからやってくるだろうマニー達をも待ち構えているのだった。

出演:クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス、ソウル・ルビネック、フランシス・フィッシャー、アンソニー・ジェームズ、ロブ・キャンベル、デヴィッド・マッチ、アンナ・トムソン、ジェームズ・ウールヴェット

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 異色西部劇

暴力を振るう・人を殺すといったことにきっちり重みを感じさせてくれる異色西部劇。主人公ウィリアム・マニーは自分を正義だとは思っていない、むしろ冷酷非道なガンマンであった過去を恥じている。それとは対照的にジーン・ハックマン演ずる保安官リトルビル・ダゲットは、結構まともなようで、どこか歪んでいる、自身に正義があることをまったく疑わないというなんとも複雑な悪役。派手なガンアクションがあるわけでもないし、暗く重たい作品なのになぜか魅かれる。

★★★★★ 西部劇の集大成!最高傑作!!

この映画は、クリントイーストウッドの自分が演じてきた西部劇に対する想いをこの作品に託した。自作自演で製作された西部劇の真髄であり、最高傑作である。あらすじは、昔は殺人鬼化した伝説のガンマンが、ある女性との結婚生活によって改心し、妻の死後のその後の伝説のガンマンの物語である。この映画のタイトルは「許されざる者」というが、いったい誰が許されざる者なのか。主人公は昔は許されざる者であったが、作品上では悪徳保安官が許されざる者だと言える。しかし、この西部劇のような時代では誰もが許されざる者と成りえたのではないかと考えさせられる。何とも言い難い心に突き刺さる迫力があり感動がある。

★★★★☆ イーストウッドの魅せる演技が光る作品

イーストウッドが初老の主人公を重厚に演じる。派手なアクションやガンファイトはないが、強靭な漢とは、本当の強さとはということを感じさせてくれる。また物語としては人間としての正義、プライドとは、立場、持ち場で変わってしまうそれらの形。不変の正義などあり得るのか、人間が生きていくうえで最後のプライドとは何、いろいろなことを考えさせてくれる映画に仕上がっています。

作品の詳細

作品名:許されざる者
原作名:Unforgiven
監督:クリント・イーストウッド
脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
公開:アメリカ 1992年8月7日、日本 1993年4月24日
上映時間:131分
制作国:アメリカ
製作費:1億ドル
興行収入:1億5900万ドル
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