アクション

ダイバージェント

運命を変えろ、世界と戦え

最終戦争から150年。たった一度の適性検査で<5つの属性>に分断された人類

ストーリー:最終戦争から150年。人類はたった一度の適性検査で5つの属性=「勇敢」「博学」「平和」「高潔」「無欲」に振り分けられ、生涯を過ごすことを義務付けられていた。属性にも該当しない者は政府の抹殺対象であり、そのいずれにも属さない少女・トリス(シェイリーン・ウッドリー)は、命を狙われる。判定を偽り、戦士へと変貌を遂げたトリスは敵に、そして世界に立ち向かう・・・。

出演:シェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、アシュレイ・ジャッド、ジェイ・コートニー、レイ・スティーブンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、マイルズ・テラー、トニー・ゴールドウィン、アンセル・エルゴート、マギー・Q、ケイト・ウィンスレット

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ レビューが★3つだったので期待せずに見ましたが…

今まで☆3つ以下の映画を見た時は、たいして面白くなかったな、という感想だったことが多かったですが、これはすごく楽しめました。あらすじの部分を読んだ時に、主役は男性なのかと(勝手に)思ってましたが女性で、へ~、と思いながら見ていたら、あのケイト・ウインスレットが出てきて、ビックリしました。途中で恐怖を克服するためのトレーニング(幻想の世界においての)があるのですが、幻想だと理解すると、出来事に飲み込まれず解決していけるところなど、みていてとても面白かった。キャストがそれぞれはまっていて、とても良かったと思う。見て良かった。次作の方も楽しみです。

★★★★★ 主人公の肉体的変化に注目!

あらすじから想像していた内容とはちょっと違ってました。てっきり最初から異端者狩りに追われ続けるストーリーかと。これまだ第一作目だからでしょうか。続きが楽しみ。好き嫌いもツッコミどころもあるでしょうが、こういう世界なんだ、と理不尽も含めて受け入れてください。私が一番興奮したのは、主演女優の変化です。こういう洋画をみるとき、やっぱり女優さんに魅力がないと残念な気持ちになるのです私。最初、無欲の派閥に属する女の子として登場する主人公の、なんとつまらないこと。こんなん最後まで観れるかなと自信をなくしていましたが、一時間くらいすると、スレンダーマッチョギャルになってます。なんだか無理しすぎの、見ていて可哀想な行動に始まり、そのうち自殺願望があるのではと思える行動をしだし、最後にはこれこそが彼女らしい行動だと思えるレベルまで精神力が成長していきます。それに伴う肉体的魅力がすごいいいー。人間って、こんなに行動やしぐさやシルエットで変わるのか~。最後には主演女優さん大好きになってました。

★★★★☆ 秩序により破滅を逃れようとした近未来作品だが・・・。

5つの派閥をもって社会を構成することで秩序を保つ新世界は、家族より派閥が大事で人間の本質を排除することこそが命題のようだ。しかしそこには必ず異端のものが存在する。何故なら人間は一つ顔だけではないからだが、適正を見つけることで人生を決定させるという、乱暴な手法がいかにも近未来的ではある。異端の者をダイバージェントと呼んで抹殺していったり、果ては権力を手に入れるためクーデターを起こそうとするあたりは、それこそが人間の本質が招く危機だ。優秀であるはずの博学が、過ちを繰り返した人類の歴史に学ぼうとせずに、ただ自己を正当化するために他派閥を粛正する姿は民族紛争や宗教戦争と変わるところはない。人間を定義に縛り付けたりすることの愚かさは最も忌むべきものなのだろう。

★★★☆☆ もっと面白くできたハズ

社会体制を安直に保全するために、異端、つまりは革命や反乱の可能性がある人材を性格敵性検査で見つけ出し、早期に抹殺するという社会で、主人公の少女はまさに異端と診断される。ところがどっこい、彼女はかなり常識的な価値観の持ち主で、我々の思う所の「異端」とは大きく離れている。ネタバレ注意であるが、あらすじでは、彼女が「反逆者」とされている。しかし実際にはむしろ他の反逆者集団から現体制と人々の命を守る保守派として描かれている。どんな無茶苦茶をする主人公なのかと期待してみたら、肩透かしを食らうであろう。結構まともな事しかしない。5つの派閥という面白いギミックがあるにも関わらず、それが作品の面白さには直結していない。単に、軍隊を私物化して政府転覆を狙う悪者集団と、それを阻止する主人公という構図のみで完結できる話だ。しかもそこにたどり着くまでに、退屈な修行編みたいなものを延々と見せられる。派閥の設定なくても、この映画つくれたよね?と思った時にはもう遅い。そこで映画は終わるからだ。もっと面白くできたハズなのになんとももったいない仕上がりになっている。

★★☆☆☆ 予告から期待すると損

SF作品としては設定がお粗末すぎますね。『ハンガー・ゲーム』の焼き増し作品、といった感じです。若い層向けの派手なアクションSFもどき?「異端者」がシステムの安定に対する脅威になる特殊な存在、というのは分かるけど、じゃあ無派閥は異端者とどう違うのかと。それと「平和」と「高潔」の空気っぷりが半端なく、あまりに絡まないので存在意義すら疑問になるレベル。いっその事、冒頭からラストまでの全てが「テスト」で、目が覚めた時に本当の選択を迫られる・・・とかの方がまだマシだったかも。

作品の詳細

作品名:ダイバージェント
原作名:Divergent
監督:ニール・バーガー
脚本:エヴァン・ドーハティ
原作:ヴェロニカ・ロス『ダイバージェント 異端者
公開:アメリカ 2014年3月21日、日本 2014年7月11日
上映時間:139分
制作国:アメリカ
製作費:8500万ドル
興行収入:2億8800万ドル
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