アクション

シャンハイ・ヌーン

1880年代のアメリカを舞台に、誘拐された中国の姫を救うため、偶然知り合った中国人と盗賊が手を組み大活躍する

ストーリー:1881年、中国の紫禁城から王女ペテ姫(ルーシー・リュウ)が誘拐され、アメリカのネバダ州にて取引が行われることになった。しかし、身代金を持参してアメリカに赴いた近衛兵のひとりチョン(ジャッキー・チェン)は列車強盗に遭って仲間とはぐれ、強盗団に裏切られたロイ(オーウェン・ウィルソン)と旅を続けるはめになる・・・。

出演:ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン、ルーシー・リュー、ブランドン・メリル、ロジャー・ユーアン、ザンダー・バークレー、ウォルトン・ゴギンズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 久しぶりに大笑いした映画

『エネミーライン』でオーウェン・ウィルソンのファンになり、彼が出演する映画を片っ端からレンタルしていくうちに出会いました。1週間毎日観ました、返却が惜しまれるほどあんまり面白いので”購入”しました。その後もしょっちゅう観ています。なにが可笑しいって、全てです、列車強盗の計画図からして幼児並み、乗客の金品諸々とりあげておきながら、おばあさんの物は平気で美人には甘い・・・調子のいい現金だけど憎めない、口ほどにもないたよりないけど居て楽しい、そんなオーウェン・ウィルソンと一本気なジャッキー・チェンがいいコンビです。勿論ジャッキーのアクションも最高です。インディアンとの格闘シーンも傑作!最後にNG集がついていました!これがまた可笑しい~第二弾が待ち遠しいです。

★★★★★ 超面白い!

ジャッキー・チェンが西部劇に?なんて思ってしまいますが、これが妙に合ってて面白い。ギャングの一人と仲良くなって友達になりお姫様を助けるなんてバカバカしいが面白い。ジャッキーのカンフーも健在。銃を絶対使わず肉体のみで戦うジャッキーはいつもながら凄い。このコンビは『ラッシュアワー』のクリスタッカーよりも面白いかも。ファン以外の方も楽しめます!

★★★☆☆ 西部劇ファンに捧ぐ快作

ジャッキーが、帝国(当時の中国は皇帝のいる帝国)出身の近衛兵(でも一番の下っ端で、半人前・・・)チョン・ウェンを演じています。当時の中国は歴史もあるし、文化も高い。一方、その歴史、伝統が足かせになって、旧態依然とした中世的な「義務感」「プライド」が強く、ひたすら帝国への忠誠を誓った「お堅い」人々の国として描かれています(当時はどこの国もそうだったみたい。実際中世なんですから。)。それが、当時は野蛮人同然と思われている「ド田舎」であった「アメリカ」へ、誘拐されたお姫様を探しにやってきます。そこで出会ったロイ・オバノン(オーウェン・ウイルソン)という、口先ばっかりのいい加減な男。ロイの率いる強盗団に伯父を殺され、まさに右も左もわからぬ「異世界」アメリカに一人ぼっち。頼みは自慢のカンフーのみ。チョン・ウェンは、ロイ・オバノンに再会、和解しますが、このロイって男は本当に頼りにならない。しかしクソ真面目なチョンといい加減なロイが、お互いの欠点をカバーしあううちに友情が芽生えます。最初アメリカ人を「田舎モンの野蛮人」としか考えてなく、頑なだったチョンが、彼らと触れ合ううちに、当時のアメリカが唯一持ちえた「自由な精神」に目覚めていく様は、結構泣けます。とはいえ、ジャッキー・チェンの映画ですので、あくまで娯楽性とギャグが主眼。観客を楽しませるのが、さすがにウマイです。ちなみにチョン・ウェンという名前もすごーいギャグになってますし、あの情けないロイのとんでもない正体が明かされるエンディングは必見です。

★★☆☆☆ 寄り道が多くて×

ジャッキーがアメリカに渡って、現地のアメリカ人とコンビを組んで大暴れするアクション映画。『ラッシュアワー』とまったく同じ構造ですが、おもしろさはかなり違うと思います。この映画の問題点は寄り道が多すぎること。お姫様を救うのが目的のはずなのに、それを忘れてしまいそうになるくらい他のエピソードでお茶を濁されてしまいます。特に風呂場のシーンはうんざりするくらい長い。「姫さんがひどい目に遭わされてるのに、何油売ってんねや!」と言いたくなります。たしかにお姫様を救うという目的は、スタッフにとっては映画を成立させるための口実にすぎません。しかし、映画の主人公にとっては、何が何でも成し遂げなければならない目的でないといけないのです(でないと、感情移入しにくくなる)。その点、『ラッシュアワー』は、大使の娘を救うという目的で筋を一本通しているのがよかった。結局、単なる忠誠心でお姫様を助けにきたのか、それとも横恋慕なのかをはっきりさせないまま物語を進めてしまったのが最大の欠点だと思います。

作品の詳細

作品名:シャンハイ・ヌーン
原作名:Shanghai Noon
監督:トム・ダイ
脚本:アルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラー
公開:アメリカ 2000年5月23日、日本 2000年8月5日
上映時間:110分
制作国:アメリカ
製作費:5500万ドル
興行収入:9900万ドル
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