ドラマ

愛を読むひと

わずか1ページで終わった恋が、永遠の長編になる

何も怖くない、何も。苦しみが増せば、愛も増す。危険は愛を一層強め、感覚を磨き人を寛容にする。私はあなたの天使、生の時より美しくこの世を去り、天国はあなたを見て言うだろう。人間を完全にするもの・・・それこそが愛だと。

「感動した。涙が止まらなかった」読んだ人が一様にそう語り、社会現象となった小説「朗読者」。当時はまだ無名だったドイツの作家が1995 年に発表、出版からわずか5年間で20以上の言語に翻訳され、アメリカで200万部を超える大ベストセラー、日本でも海外文学としては異例のミリオンセラーを記録した。年齢や国境を越えた幾多の人々の”生涯心に残る一冊”、遂に待望の映画化が実現した。

ストーリー:1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは、年上の女性ハンナと激しい恋に落ちた。ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の愛の儀式となる。しかし突然、ハンナは姿を消してしまう。8年後、衝撃の再会が待っていた。法学生のマイケルが傍聴した裁判で見たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女は”ある秘密”を守るために、不当な証言を受け入れて無期懲役となる。かつて愛した人の忌まわしい過去と、自分だけが知る彼女の”秘密”。衝撃とそれでも消えない愛に引き裂かれるマイケルは、ある選択を下す。ハンナとの出逢いから20年。結婚と離婚を経験したマイケルは、ハンナの朗読者になることを決意していた。思い出の「オデュッセイア」「ドクトル・ジバゴ」「犬を連れた奥さん」・・・テープレコーダーに向かって、何冊も何冊も朗読を吹き込み、刑に服すハンナのために”声”を送り続けるマイケル。彼はなぜ、ハンナへの愛を本に託すことしかできないのか?自由を犠牲にしてまでも、ハンナが守る”秘密”とは?

出演::ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、ダフィット・クロス、ブルーノ・ガンツ、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハンナー・ヘルツシュプルング、ズザンネ・ロータ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 戦争の犯罪者、被害者は誰か

人類の悲劇を淡々と描写していく感動的な昨品です。戦争犯罪で裁かれるのは誰でしょうか?顛末は悲劇的ですが、その悲劇が反対に加害者は誰か、被害者は誰かを鋭く観衆に問いただす秀作です。

★★★★★ ケイト・ウィンスレットの演技がすばらしい

ケイト・ウィンスレットの役作りがすばらしい。まるで素顔で眉毛だけ書いたような顔。彼女の役は、過去に引きずられた女性なのですが、そのためにどこか近寄りがたく固い、しかし心のなかは純粋で優しい女性であることを見事に表現しています。マイケルとの関係は当初は思春期の少年が年上の女性に求める性愛であり、つかのまの恋でした。また、大人になりきれていなかったマイケルは、自分の気持でせいいっぱいで彼女を本当に理解していません。それが彼が大人になり、裁判や刑務所での再会をすることで、両者には決定的な違いと、埋められない溝があることがわかってきます。自分の職務にあくまでも忠実であろうとしたハンナと、法律家の観点からナチスをみているマイケルはまったく別な立場におかれることになります。時間の流れがどれだけ彼ら二人を変えたのかが辛く切なく号泣しました。戦争のむごさ、残酷さを直接表現したものではありませんが、どれだけのひとたちが翻弄され苦しんだのかも伝わってきます。

★★★★★ より深く理解するために原作を読もうと思わせる映画

一度見て、疑問に思うことが多くあった。なぜハンナは急にマイケルの前から姿を消したのか、とか。それにも関わらず、久しぶりにマイケルと会った時、彼こそが唯一つの希望であったかのように振舞ったのはなぜか、などなど。それらに対する答えはすぐに思いつくだろう。しかし、それはすべて見るものの推測でしかない。本人の真意は決して他人に推し量ることはできない。この映画は、そういう推測するしかできないことがとても多いように思う。それは私自身の理解力不足にもよるだろう。しかし、ここであきらめずに原作を読んで、もっと理解したいと思う。そう思わせる映画は多くない。ケイト・ウィンスレットは間違いなく生存する名女優の一人であろう。それにしても同時期に公開された『レボリューショナリー・ロード』でもとても悲しい役だった。確かに彼女以上にこれらの役ができる者はほとんどいないだろう。しかし、ハッピーエンドな役の彼女も見てみたい気がする。今のうちに。

作品の詳細

作品名:愛を読むひと
原作名:The Reader
監督:スティーブン・ダルドリー
脚本:デヴィッド・ヘアー
原作:ベルンハルト・シュリンク『朗読者
公開:アメリカ 2008年12月10日、日本 2009年6月19日
上映時間:124分
制作国:アメリカ、ドイツ
製作費:3200万ドル
興行収入:1億800万ドル
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