NYの高校を舞台に、恋のかけ引きをゲーム感覚として楽しむ義姉弟を描いた異色青春ドラマ。
ストーリー:マンハッタンの邸宅に住み名門高校に通うキャスリン(サラ・ミシェル・ゲラー)とセバスチャン(ライアン・フィリップ)。札付きのプレイボーイのセバスチャンが落とせないのが義姉であるキャスリンだけ。競って快楽を追求する二人は、学園長の娘アネット(リース・ウィザースプーン)を対象に賭けをする。彼女のバージンを奪えば、セバスチャンにはキャスリンとの濃厚な一夜が約束されるのだ。欲望に溺れた二人の残酷な企み(クルーエル・インテンション)が始まる・・・。
出演:サラ・ミシェル・ゲラー、ライアン・フィリップ、リース・ウィザースプーン、セルマ・ブレア、ジョシュア・ジャクソン、タラ・リード、ルイーズ・フレッチャー、エリック・メビウス、ショーン・パトリック・トーマス
★★★★★ ゴシップガールの元ネタ?
ちょっと前に見て、すっかり引き込まれDVDも買いました。クラシックなインテリアのNYの豪邸で高校生たちが大人びた口調で恋愛ゲームをくりひろげる・・・連続ドラマのゴシップガールのもとネタだと思います。何度見てもセクシーで、最後のシーンも音楽が合っていて大好きです。
★★★★★大好きです
おきまりっぽい内容ではありますが、主演のライアン・フィリップのせつなく物憂げなまなざしは、愛を渇望しつつ逃げている主人公の心の内をうつしているようで引き込まれます。何度でも見たい映画です。
★★★★☆ 新鮮な演技力
サラ・ミシェル・ゲラー、リース・ウィザースプーン、ライアン・フィリップ、そしてセルマ・ブレアといった、豪華キャストの出演になっています。余談ですが、この映画を通してリースとライアンは結婚に至ったし、その後のリースの出世作キューティー・ブロンドでは主役のリースが、ライバル役にセルマを抜擢するなどと、公私共にそれぞれの共演者たちにとって意味のある映画になっているようです。さて、映画はサラ・ミシェル・ゲラーを中心に、心理的な駆け引きがどんどん展開されていきます。それぞれの思惑が交錯し、サラの思い通りに展開していきますが、しかし「人を真剣に愛する」ということだけは思い通りになりません。そしてそれがサラにとっての誤算とも言えるポイントになっていきます。
この映画の中で、サラが小悪魔的存在なら、リースが純真な天使という正反対の役を演じ、そして世間知らずなお嬢様役でのセルマという脇役ががっちりと作品を支えています。ストーリー的にはものすごく完成度の高い物とは言い難いと感じるので、星は四つですが、それほど有名ではなかった頃の彼らの新鮮な演技力に高い評価をしたいと思います。ぜひ見てみてください。
★★★☆☆ やや設定に無理あり
高校生なのに妙に大人びた風なサラ・ミシェル・ゲラーとライアン・フィリップ。話の内容の割りにやや主人公が若すぎる。高校生でももちろん残酷にはなれるが、こういうふうな残酷さは持てないだろう。ストーリー的には面白いが、設定に無理がある。もう少し主人公二人の年齢を上げれば、もっと魅力的な映画になっただろう。ただ、バッフィー・ザ・バンパイア・スレイヤーのサラ・ミシェル・ゲラーが悪女を演じており、彼女のフアンは十分楽しめるだろう。もっともアイドルだけにお色気シーンはほどほど。
作品の詳細
作品名:クルーエル・インテンションズ |
原作名:Cruel Intentions |
監督:ロジャー・カンブル |
脚本:ロジャー・カンブル |
公開:アメリカ 1999年3月5日、日本 1999年10月23日 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1000万ドル |
興行収入:7500万ドル |
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