知的障害をもつ父親と娘の深い絆を描いた感動の人間ドラマ
親子の鮮を感動的に描いた傑作が数多くある中で、これほどまでに、ひたむきで、ピュアで、しかも爽やかな感動を呼ぶ映画があっただろうか?サムは、障害を負っていることのハンディをありのままに受け入れ、かけがえのない娘のルーシーを、ただ純粋に愛し、慈しむ。また、そんなサムが他の父親と違うことに気づき、戸惑いながらも無条件に自分を愛してくれるサムを思いやるルーシー・・・。優しさと思いやりに満ちたサムとルーシーの親子の関係を見ているうちに、自分にとって一番大切なものが何か、きっと気づくはず。
ストーリー:7歳の知能しかもっていない父親、サム(ショーン・ペン)。コーヒーショップで働きながら、たった一人で娘のルーシー(ダコタ・ファニング)を育てている。楽しい仲間に囲まれて、幸福な日々を送っていたが、ルーシーが7歳を迎えると、サムは父親としての能力に欠けると判断され、ソーシャル・ワーカーによってルーシーを奪われてしまう。かけがえのないルーシーを失ったサムは、敏腕弁護士とともに、裁判に出ることを決意する。自分が父親としての能力を十分持っていることを証明するために、そして、ルーシーとまた楽しく暮らすために・・・。
出演:ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング、ダイアン・ウィースト、ローラ・ダーン、ロレッタ・デヴァイン、リチャード・シフ、メアリー・スティーンバージェン、ダグ・ハッチソン、ケン・ジェンキンス、キャスリーン・ロバートソン、ロザリンド・チャオ
★★★★★ 名演技
この映画、素晴らしい、ひと言につきます。ショーン・ペンの演技と子役のダコタ・ファニングの演技が光ってます。養育権の問題で、施設側からの追及をサムが、嘘をつかず、真実の叫び。心うたれました。弁護士のリタが、最初、嫌々弁護してたのが、だんだんと、変わっていくのも良かった。ぜひ見ていただきたい作品ですね。
★★★★★ 微笑ましく心温まる秀作
親子愛というだけでなく、人間が誰かを本当に愛するということ、それが観ていて自然に伝わってくる作品です。「感動」という言葉はピッタリきませんが、とにかく心にジーンとしたもの(何だろう?)が込み上げてきて、自然と涙が溢れてくる。サムが私にはない「無償の愛」を持っていて、人間ってここまで大切な人を愛することができるものかと、ちょっと考えさせられもしました。ラストシーンでは、とうとう溜まっていた涙が溢れ出てきました。私には娘はいませんが、そういうこととは一切関係なく、他人(ひと)を愛することの素晴らしさを感じさせてくれる、優しい心になれる映画です。これからの人生で、何度繰り返しこの映画を観ることになるのか、そんな作品です。
★★★★☆ 子供が主役?
親子愛の溢れたとても良い作品でした。ミシェル・ファイファーの事務所に行った事により好転しますが、人は皆結局一人では生きていけないんだと考えさせられる映画でした。
★★★★☆ 父と娘の絆の物語
父と娘の親子の堅い絆の物語です。諸々の「社会的偏見」や社会制度という「現実」が二人を引き離そうとするが、親子の堅い絆が回りの「誤解」を打ち負かし打ち溶かしていきます。素晴らしいの一言。
★★☆☆☆ 映画化の意義はあるかも知れませんが・・・
観ていてとても苦しい思いがしました。障碍者、とりわけ知能障害者が主題となるには、やはりテーマとしてしかなり無理があります。出産してすぐにいなくなった妻が、果たして本当に障碍者の夫の子供を産んだのか、父親が別人ではないのかとか、社会の善意のみで、比較的に豊かな生活環境が維持できるものだろうかとか、生まれた子供をあのように健やかに生育できるものであろうかとか、有能な女性弁護士があれほどまでに私生活を犠牲にして助力できるものだろうかとか、等々鑑賞していて、ストーリーの感動よりも、嘘くささの連続に寒々とする想いがして、とても苦しくなりました。
作品の詳細
作品名:アイ・アム・サム |
原作名:I Am Sam |
監督:ジェシー・ネルソン |
脚本:ジェシー・ネルソン、クリスティン・ジョンソン |
公開:アメリカ 2001年12月28日、日本 2002年6月8日 |
上映時間:133分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2200万ドル |
興行収入:9700万ドル |
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