ドラマ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

もういちど輝くために、もういちど愛されるために

マイケル・キートンが、かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した落ち目の俳優を演じ、人生をやり直そうと奮起し、現実と幻想の狭間で不運と精神的ダメージによって追い込まれる姿を映す

ストーリー:映画シリーズ4作目を断って20年、今も世界中で愛されているスーパーヒーロー“バードマン”。だが、バードマン役でスターになったリーガン(マイケル・キートン)は、その後のヒット作に恵まれず、私生活でも結婚に失敗し、失意の日々を送っていた。再起を決意したリーガンは、レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出と主演も兼ねてブロードウェイの舞台に立とうとしていた。ところが大ケガをした共演者の代役として現れた実力派俳優のマイクに脅かされ、アシスタントに付けた娘のサム(エマ・ストーン)とは溝が深まるばかり。しかも決別したはずの“バードマン”が現れ、彼を責め立てる。果たしてリーガンは、再び成功を手にし、家族との絆を取り戻すことができるのか?

出演:マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ、ザック・ガリフィアナキス、アンドレア・ライズボロー、エイミー・ライアン、リンゼイ・ダンカン、メリット・ウェヴァー、ジェレミー・シャーモス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ただの映画好きな一個人の感想。

難しいことや映画の薀蓄は分からないけど、この映画は好き。カメラワークも長回し風の映像も溢れ出るジャズも強い陰影も、全体で意識を縛りつけてくるような閉塞感と、映画に縛りつけられたからこそ感じられる開放感をより駆り立てさせる感じがした。全体ではどのジャンルとも距離がありながら、様々なジャンルが含まれている不思議な映画だと思った。好き嫌いは分かれる作品だと思うが、とりあえず映画にコントロールされてみたり、『人間の想像力』について色々思い巡らせてみたり、もちろんストーリー重視でも楽しめたり、色々な観方をさせてくれる映画だと思う。

★★★★★ 面白かった。

役者の迫真の演技と、切り替わらないように見せるカメラワーク、突然の最新のCG盛り盛りシーン。退屈することなく、次々と展開していくストーリー。これぞ映画の面白さと思える、現実と非現実の合間合間を縫っていくこの感じ。タイトルからだと内容が想像しにくいので、食わず嫌いが多そうなイメージ。役者の内情を中心にストーリーが進むので、ある程度映画慣れしているひとじゃないと楽しめないかも。

★★★★☆ カメラワークに引き込まれる

アカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞2部門をとった名作。演技、脚本、撮影とどれも素晴らしいが、何と言ってもエマニュエル・ルベツキの驚異のカメラに誰もが驚くはず。冒頭のシーンでは、主演のマイケル・キートンがいきなり楽屋で浮いています。それだけでも衝撃なのですが、2時間ずっとカットなしに演技が続いていくのです。いわゆる長回しですが、こんなにずっと長回しの映画は見たことありません。実際は、長回しだけでなく、計算しつくされた編集とコンピューターグラフィックで補われているのですが、それを差し引いても素晴らしいカメラワークです。所々にマジックのような驚きの映像がちりばめられているため、いっときも目が離せません。『ゼロ・グラビティ』のカメラもすごかったけれども、これも負けていません。ルベツキ恐るべしといった感じです。アカデミー賞の撮影賞を3年連続でとっているわけですから凄いはずです。主演のマイケル・キートンの演技だけでなく、エドワード・ノートン、ナオ・ミワッツの演技も光っています。それに比べると、脚本は少し弱いような気がします。結局何が言いたかったの?みたいな感じで、理系の私には面白かったけど、文系の人にはすごく面白いか、面白くないかだと思います。まずは見てもらいたい映画です。

★★★☆☆ バードマン時代の描写をもっと欲しい。

特撮映画バードマン(※劇中での架空の作品)の主役として、かつては大人気俳優だった主人公がその後20年ヒット作に恵まれず、落ち目の役者としてもがきながら再起を図る話。似た作品で、かつての人気俳優達が過去の栄光・収入に縋って生きる様をコメディチックに描いた映画『ギャラクシー・クエスト』からお笑い要素を抜き去って、より陰鬱に現実の部分を濃く描かれてる感じ。落ち目の現在との比較対象としてバードマン時代の売れてた頃の主人公の姿を映像に入れて欲しかったかも。

★★☆☆☆ うーんイマイチ

くたびれたオッサンが妄想か?現実か?映画見ている視聴者はよく解らないまま退屈に物語が進んで行く、ちょっと楽しめたのはエドワード・ノートンが舞台の上のでのハチャメチャな演技ぐらいでした映画最後の終わりかたも何じゃこりゃ!はぁ?って感じでした。

作品の詳細

作品名:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
原作名:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
公開:アメリカ 2014年10月17日、日本 2015年4月10日
上映時間:119分
制作国:アメリカ
製作費:1800万ドル
興行収入:1億300万ドル
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