【恐怖】は、ウィルスより早く感染する
ストーリー:香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。国家が、医師が、そして家族を守るごく普通の人々が選んだ決断とは?
出演:ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット、ブライアン・クランストン、ジェニファー・イーリー、サナ・レイサン、エリオット・グールド
★★★★★ ラストシーンの衝撃
以前見た時はなんだか退屈な映画だと思いました。しかし今見なおすとあまりにリアルで恐ろしくなりました。ラストは衝撃です。
★★★★★ 新型コロナ流行の今だから観て欲しい
封切り当時、映画館で見たがパニック映画ではない地味さに多少退屈した覚えがあったが、しかし実際に新型コロナがパンデミックになった今、その表現は見事に現実を先取りしていることに驚かされる。その展開は、TVニュースや各国政府の対応と重なる。我々は観るべくして観ておかねばならないだろう。
★★★★★ 見えない恐怖と防疫の難しさを淡々と描くパンデミックムービー
かの名作『アウトブレイク』に匹敵する作品だと評価しています。かたや一匹のサルから未知のウィルスがアメリカに入ってひとつの町が壊滅状態になり、ウィルスの原株を探し出し、すんでのところで感染爆発を防いでやれやれというストーリーはもはや王道過ぎるのか。この映画の新しいところは、その後実際に起こったSARSや豚インフルなどにより人類が経験した防疫の難しさや見えない恐怖と戦うもの、怯えるもの、恐怖の伝播に図らずも不正確・誤認によって拍車をかけてしまうものなどを見事に描いているところか。国境を越えものの十数時間で地球の裏側に行けてしまう文明の利器がウィルスを伝播させる道具となってしまう恐怖、ただ映画を楽しむだけじゃなく、感染爆発の予備知識としても見ておいたほうがいいかもしれません。
★★★★☆ 公開の10年後に、フィクションが(ほぼ)ノンフィクションになってしまった映画
2011年の公開当時時点でもSARSなど現実のウィルス騒動は既にあって、それらを参考に映画向けにややオーバーにフィクションのパンデミック映画を作ったのでしょうけれど、公開後10年経って、フィクションが(ほぼ)ノンフィクションになってしまいました。映画は誰かが咳をする音がする真っ暗な画面でスタート。そこからしばらくは「間接接触」という点にクローズアップしたシーンが続きます。電車内での手すり、クレジットカードの受け渡し、タッチパネルの操作、職場で使われるファイル、エレベーターでのボタン操作、飲食店でのやりとり、落し物の受け渡しなど・・・。それらは通常の世界ではよくある日常の光景であり、公開当時のこの映画作品にとってもただの伏線シーンであったのですが、2020年の世界に住む人にとってはいきなり嫌なものを見せられる感じで、気持ちをえぐってくるでしょう。「情報や噂話もウィルスと同じように伝染する」という部分も描かれています。ストーリーとしては結局ワクチンが開発されて収束していきますが、現実はいつこの映画に追いつけるのでしょうか?派手なシーンは全くないのですが、豪華俳優陣が大集結しています。
★★★☆☆ 割と現実的なパンデミックもの
原因不明の伝染病に苦しんでいく映画です。アメリカ映画にありがちな家族のために無茶をする展開要素がほとんど無く(全くないわけではないです)ウィルスが蔓延し、荒廃と混乱の映像が流れていく感じ。苦しみながらも研究者が対応していく姿、ドキュメントタッチ色が強めです。Day2から始まりエンディングがDay1に戻り感染のプロセスを見せるのがオチですが、あまりドラマ的な展開が少なくちょっと退屈でした。
作品の詳細
作品名:コンディション |
原作名:Contagion |
監督:スティーブン・ソダーバーグ |
脚本:スコット・Z・バーンズ |
公開:アメリカ:2011年9月9日、日本:2011年11月12日 |
上映時間:105分 |
制作国:アメリカ |
製作費:6000万ドル |
興行収入:1億3500万ドル |
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