ドラマ

シッピング・ニュース

北の国からやって来た、凍てついた根雪を溶かすあたたかな感動

ストーリー:妻ぺタルに裏切られ、娘バニーと共に父の故郷であるニューファンドランド島へとやってきたクオイル。凍てついた岬に建つ朽ちかけた家に住みながらも、地元新聞にコラムを書き始め、愉快な仲間たちに囲まれた充実した日々が始まった。さらには美しい未亡人ウェイヴィと出逢い、クオイルは新しい人生への期待に心を躍らせる。そんな折、村人から彼の一族には封印されていた過去があることを聞かされる・・・。

出演:ケヴィン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、スコット・グレン、ピート・ポスルスウェイト、リス・エヴァンス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 船の新聞

再生の物語。ハルストレム監督の手腕がひかる素晴らしい作品。出演者も監督次第で味を引き出しますね。サウンドトラックも購入してしまいました。家を運ぶシーンは秀逸。これもロードムービーの類なのかな・・・いろんな人がどっかで答えを必ず見つけるはず。

★★★★★ 家庭という密室

この映画を見てそう思いました。身内、特に夫婦間、血を分けたきょうだいには感情を無防備なまでに許します。他人や友人のように何があっても切れることはない・・・家族という特有で不思議な人間関係。例え、離れても心の中では一部と化している面もあるのではないでしょうか。家族に人生を左右されるような仕打ちを受けても逃れられない・・・またその危険が、周りの他人に知れてもなかなか介入が許されない、特有で不思議な家庭という社会。無防備なまでの信頼を裏切られたときのそれぞれの生き方をうまく映画にしていると思います。最後に家がつぶれるシーン、家族からの心の呪縛が取れたような気がしました。自由に自分らしく生きられる・・・それがいかに困難か、最愛の家族によって受けた傷の深さを思い知ります。確か、『ギルバート・グレイプ』も家族間でそれぞれに心の迷いを抱え、最後に家が燃えたような・・・記憶が。こちらも一見の価値ありです。

★★★★☆ ラッセ・ハルストレムが大好きです。

人を撮らせたら右に出るものがいないラッセ・ハルストレムの作品。他の作品と同様、この作品も美しい。現実離れしたアクション、現実離れした脚本がなくても心に響く作品が見たければ、間違いなくお薦め。

★★★☆☆ 静かで熱い演技!

出演者の演技は素晴らしいです。原作の雰囲気を壊していないし、静かで熱い演技が光ります。でも、原作を先に読んでしまっていたので、ヴェイヴイとクオイルが互いの心情を告白しあうシーンは思っていたよりさらっとしていて、戸惑ってしまいました。私としてはDVDを見た後に原作を読むことをお薦めします。因みに原書は専門用語の多用&独特の文体で、英語初学者には難しいかも?邦訳版が出ているのでそちらを選んだ方が無難かもしれません。

★★★☆☆ 寂しい映像

ニューファンドランド島。どうしてあんな所にわざわざ引っ越してしまったの、とずっと考えながら見ていた。人口も少なそうだし、不便で寂しそう。冴えない男だったクオイルは最初と比べて最後の方は、まるで別人のように人間的に成長した魅力ある素敵な男性になっている。でもやっぱり、どんなに美しくても、海や離島の寂しい映像を見るのはあまり好きじゃない。こういうのはやっぱり小説で読んだ方がいいかなと思った。

作品の詳細

作品名:シッピング・ニュース
原作名:The Shipping News
監督:ラッセ・ハルストレム
脚本:ロバート・ネルソン・ジェイコブス
原作:E・アニー・プルー『The Shipping News』
公開:アメリカ:2001年12月18日、日本:2002年3月23日
上映時間:111分
制作国:アメリカ
製作費:3800万ドル
興行収入:2400万ドル
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