『ダイハード』のジョン・マクティアナンが仕掛けるシンクロ・サスペンス
真実ほど、疑わしきものはない。
嵐の中で失踪した兵士たち。
やがて、あなたは、知るだろう。
見えているものだけが、真実ではないことを。
そして、誰も、信じられないということを。
それでも、あなたは足を踏み入れる勇気がありますか。
絶望という名の森へ。
ストーリー:パナマの森林地帯。ハリケーンによる風雨の中、特殊訓練に参加した7名のレンジャー隊員が消息を絶つ。17時間後、
生還した隊員2名は、調査にあたった女性大尉のオゾボーンと元レンジャー隊員のハーディに対し、訓練教官のウエスト軍曹を含め隊員4名が不可解な死を遂げたことを明かす。殺人者はだれか?果たしてそこで何が起きたのか?覆される証言。新たな真実が浮かび上がっては、二転三転するストーリー。ハーディに反発、あくまで真実を追求しようとするオズボーン。彼女が最後にたどり着いた密林の中の”真実”とは?見るものも困惑の境地に陥れるシンクロ・サスペンス。
キャスト:ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョヴァンニ・リビシ、ブライアン・ヴァン・ホルト、テイ・ディグス、ティム・デイリー、ダッシュ・ミホク、ロゼリン・サンチェス、ハリー・コニック・Jr
久しぶりにトラボルタ見た~って感じですね。
はじめは「羅生門」のオマージュか?とも思いましたが、ラスト10分で「お~アメリカ!」って感心しました。
面白かったw
サスペンスものとして1時間38分でこの内容を詰め込んだのは良かったのか、悪かったのか、鑑賞後に「あれがこうでこれがこうで・・・」と頭が混乱しました。
「森で何があったのか?」という大きな謎を追いつつ、次々出てくる証言とヒントに頭を使い、あっという間に終わってしまうというのはやっぱりテンポの良さと、極力というか一つも無駄なところがないしまった映画だからだと思います。
この映画を楽しむにはウエスト軍曹(サミュエル・L・ジャクソン)含むレンジャー7人の名前を最初のうちに憶えておいた方が良いと思います。そうしておかないと証言から構図を組み立てる時に何がなにやら・・・ということになりかねません。また物語の冒頭から謎を解く複線がほんの少しですがありますので集中してみてください。
それと疲れている時に見るともっと疲れます・・・。
最初は何の気なしに全く期待しないで見はじめたのですが、期待は良い方向に裏切られました。
最初は単純な展開のようですが、一転二転とし、さらに3転したあと、最後にもまた意外などんでん返しがあります。おしまいまで展開が読めず、はらはらし通しでした!
ご都合主義や無理のある点がなくもないですが、全体的によい意味でも映画らしい作りで、サスペンスというものを堪能させてくれませす。個人的には、特に最後のどんでん返しの前哨となるカーニバルのシーンが好きです。
出演者では、ジョン・トラボルタもとても良い味を出しています。
派手なシーンはありませんが、言葉による謎解きがここまでスリリングなものとはこれまで知りませんでした。残念な点としては、英語がもっと分かったら、さらに楽しめるんだと思います。(もっとも、これは個人的な問題ですが・・・)
真剣にプロットを追い真犯人を探していた自分がいました。
なのでラストのどんでんがえし連続技には唖然。 これは試験でもあったのか?
しかし後味の良いラストでスカッと爽快! 大塚明夫氏の吹き替えもやはり素晴らしい。
整合感や粗探しをするよりも細かいことは気にせずに見れば非常に楽しい。
スピード感もあるし、このラストは誰も予想できないでしょう。
作品の詳細
作品名:閉ざされた森 |
原作名:Basic |
監督:ジョン・マクティアナン |
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト |
公開:アメリカ 2003年3月28日、日本 2003年9月13日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
製作費:5000万ドル |
興行収入:4200万ドル |
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