ラブ・ロマンス

抱擁

私は炎の中で燃え続けるだけです

この愛に狂わぬために、綴り続けた恋人たち。

ストーリー:それはたった7日間の、運命の恋。19世紀イギリス。倫理と規律に厳しく縛られたヴィクトリア朝の時代にひそかな愛に人生をかけた男と女がいた。男は、19世紀を代表する詩人、ランドルフ・ヘンリー・アッシュ。女は奔放な生き方で知られた女性詩人、クリスタベル・ラモット。ヴィクトリア女王の月桂詩人として知られていた。一方ラモットは、当時の常識に逆らってレズビアンの恋人と同棲していた。確固たる名声を築いた月桂詩人と、英国一スキャンダラスな女。同時代を生きたが、言葉を交わしたことすらなかったと現在まで信じられている二人だった。

現代のロンドン。アッシュの研究者ローランドは、彼の蔵書の中から偶然、一通の美しいラブレターを発見する。愛妻家で知られたアッシュだったが、さまざまな資料を探り、ローランドは、相手がラモットだと確信する。それは、文学史上における世紀のスキャンダルを意味していた。ローランドはラモットの研究者であるモードに協力を仰ぐ。そして、19世紀の詩人たちの情熱に巻き込まれるかのように、現代に生きる二人もまた、急速に惹かれあっていくが・・・。

若きオスカー女優グウィネス・パルトロウの美しくも洗練された演技。

『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したグウィネス・パルトロウが、ふたたび英国を舞台に演じる『抱擁』は現代イギリス最高の知性と称される女流作家A.S.パイアットによる官能と情熱に満ちた壮大なラブストーリーの映画化。原作は、ブッカー賞を受け、全世界でベストセラーとなった作品だ。グウィネスが演じるモードは、19世紀の女流詩人ラモットの研究者。次代を担う俳優として期待されるアーロン・エッカートがモードと恋に落ちるローランドを演じる。

キャスト:グウィネス・パルトロー、アーロン・エッカート、ジェレミー・ノーサム、ジェニファー・イーリー、レナ・ヘディ、トビー・スティーブンス、ホリー・エアード、トレヴァー・イブ、トム・ホランダー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 甘く切ない大人のラブストーリー。心に残る珠玉の名作

原作はブッカ-賞受賞のベストセラー小説。設定を少し変えて、練りに練られた脚本が秀逸。ビクトリア朝時代と現代を同時に描きながら、二組の恋の物語が進行する。ビクトリア時代の詩人二人の恋を、現代の学者二人が調べるうちに恋に落ちるというもの。監督は時代物が初の取り組みだが、他のイギリス映画とは違った雰囲気に仕上げる事に成功している。美しい絵画を観るような画面、美しい音楽、美しい景色、凝ったセットに感銘をうける。ロケ地には、ロンドン・ロンドン図書館・大英博物館・ロンドンのメンズクラブ・イギリス西海岸ヨークシャー地方の絶景など、原作者の美意識の高さに圧倒される。キャストの4人の俳優は最高。エンディングは、監督の言葉そのまま、「聡明で感動的、洗練されたラストシーン」。観客のみぞ知る事ができる事実に、心が洗われる思い。甘く切ない余韻に浸る、末永く心に残る珠玉の名作。映像特典では、簡潔におさめるために、カットしたシーンが膨大とか。ぜひアルティメットエディションを出して欲しい。

★★★★★ 心の糧としての文学

この作品は、ラブ・ストーリーとしても傑作の部類に入る。だが、それ以上に「文学」の持つ力の大きさを感じずにはいられない。過去と現在が交錯する作品は下手すると平行線のまま終わってしまう危険性をはらんでいるが、この作品は過去と現在がきちんとリンクしていて、決して過去と現在の接点が離れることはない。文学が読む者の心を惹きつけ、その人の中に生き続ける限り、時が経っても色あせないものになる。それは言いかえると、過去と現在が接点を持ち続けられることを意味する。主人公である二人の研究者たちは、彼らなりに、詩人達の作品から垣間見える世界観や思想・生き方に感銘を受けて研究を続けている。時には、詩人達の生き様に研究者は思いを馳せ、自身の生き方にそれを照らし合わせる。その彼らが抱えている思いが、研究の原動力となり、新たな発見をも促す。そして、彼らの生き方をも変えていく。
封建的な時代に全くもって関わりがないはずの詩人たちが実は積極的に相手の心の中に立ち入って情熱的な恋に身を焦がしていたことを知った研究者たち。自由なはずの現代において、相手の心に深く入り込んでいく勇気すら持てない不器用な二人の研究者たちは、詩人達の情熱に触れて相手に立ち入る勇気を持ち始めるようになる。「文学の力は強い」と、つくづく思う。ともすると一回読んで捨てられる、単なる娯楽になりかねない文学。それが、一度、読む者の心の琴線に触れたとき、普遍的なものになり、その人にとって心の糧となるのである。主人公の二人も、それなりに感銘を受けて研究していたに違いないが、ある日、心の琴線に触れた発見をしたとき、初めて「情熱」という糧を得られたのではないだろうか。単なる研究対象であった文学が、ある大発見によって、初めて文学を自分のものとして消化するようになる。文学を自分のモノにしていく過程が見事に描かれていて味わい深い作品に仕上がっている。

★★★★☆ 邦題はダメ!

抱き合ってる事がメインテーマじゃないでしょうが!もっと原作に敬意を払ったタイトル付けをして欲しいです。映画は、はじめの方はちょっと展開が雑かなーと思いました。昔の恋人同士と現在の二人が惹かれあっていく様をリンクさせていく過程の描き方、もう少し時間を掛けて丁寧に撮って欲しかった気がします。主演の二人が実力者なので、シナリオの雑さを感じつつも、ひきつけるものはありますし、最後はうまくまとめてあります。イギリス人のアメリカ人に対する偏見がある会話のシーンが面白くて好きです。

★★★★☆ 台詞の大切さ

私は、これを英仏版の英語で見ました。ハッキリ言って、この映画の良さは台詞に使い方でしょう。言葉は人間の感情を豊かにしてくれます。そして、魅力ある人とは?との答えを気づかせてくれる筈です。また、舞台になっている風景がとてもステキです。ヨーロッパの良い処を映し出してくれて何か嬉しい気分になりました。

作品の詳細

作品名:抱擁
原作名:Possession
監督:ニール・ラビュート
脚本:ニール・ラビュート、デヴィッド・ヘンリー・ホアン、ローラ・ジョーンズ
原作:A・S・バイアット
公開:アメリカ 2002年8月16日、日本 2003年3月1日
上映時間:102分
制作国:アメリカ、イギリス
製作費:2500万ドル
興行収入:1400万ドル
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