ドラマ

エリザベスタウン

僕はあの時、生きる力を失くしていた・・・

名匠の手によって、登場人物の心情に重ね、音楽が奏でるストーリー。監督は『ザ・エージェント』、『あの頃ペニー・レインと』等、ビビッドな青春映画の名作を数多く手がけているキャメロン・クロウ。心地良い後味を残す作品というだけでなく、主題歌としてエルトン・ジョンの『父の銃』、トム・ペティの『イットゥル・オール・ワーク・アウト』、ナンシー・ウィルソンの『セイム・イン・エニィ・リンゴ 』など心に響く音楽を全編に散りばめてエモーショナルを高めていく手法が、本作品にも生かされている。

主演は、いま最も旬な若手俳優として、『ロード・オブ・ザ・リング3部作、『トロイ』、『キングダム・オブ・ヘブン』でスターへの階段を一気に駆け上がったオーランド・ブルーム。これまでの重厚な史劇のイメージから一転。オーリー演じる主人公の優しい語り口によってストーリーが展開していく。その声は彼自身の独自でありながら、私たちの心にも向けられている・・・。
地図を持って彼に道しるべを与えるのは不思議な女性、クレア(キルスティン・ダンスト)。主人公ドリューのハートに突然飛び込んできたのが、偶然出逢ったフライト・アテンダントのクレア。ポジティブな彼女が、ドリューの疲れきった心に生き生きとした空気を吹き込んでいく。でもそれは恋愛感情?逢って、別れて、再会して。恋人未満なふたりのラブ・ストーリーの行方は・・・。

ストーリー長い年月をかけて情熱を傾けてきた。新しいシューズ開発のプロジェクトが失敗。商品の返品が相次ぎ、デザイナーのドリュー(オーランド・ブルーム)は解雇される。しかも6日後には、彼ひとりの責任として、企業の損失がビジネス誌で公表されることに・・・。夢に破れ、生きる気力を失ったドリューは世間の失笑をかう前に人生を終わらせる覚悟をする。そこに、追い打ちをかけるように知らされる父の死。失意の中、父の故郷であるケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと出発する。親戚たちとの触れ合い、初めて知る亡き父の姿、新しいロマンス。美しいその街で過ごすうち、ドリューの傷ついた心も次第に癒されていく。そして迎える運命の『6日後』とは・・・?

出演:オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、アレック・ボールドウィン、スーザン・サランドン、ジェシカ・ビール、ジュディ・グリア、ブルース・マッギル、ゲイラード・サーテイン、ポール・シュナイダー、ジェド・リース

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 爽やかなロードムービー

成功していた主人公が挫折し、全てを失う。失意の中で、見失っていた人の優しさを通して再生していく。よくあるハリウッドの王道ロードムービーです。ヒロインとの馴初めが凄いご都合主義でそれが最後まで続きます。その点でリアリティはありませんが、凄く前向きな気持ちになれます。ヒロインのキルスティン・ダンストは決して美人ではないけど、とてもチャーミング。観た後、明日も頑張ろうと思える良作です。

★★★★★ たまにこういう理屈抜きで好きな映画と出会える

この映画、まさに私の好みでした。ストーリー、キャラクター、音楽・・・全てが私好み。恋愛映画は割りと最近多く見ているのですが、その中でも一番ですね。なんといっても監督がキャメロン・クロウなだけに、ツボを押さえてた選曲が泣かせるし、笑わせる。古くからの洋楽ファンならば、2倍は楽しめる映画です。そして、なぜか日本では人気がないキルスティン・ダンストのなんと魅力的なことか。難をいえば、ややご都合的なキャラクターに見えてしまいますが、それを吹き飛ばしてくれるくらいのはじけっぷり。好きなんですよね。個人的に。彼女。演技はしっかりしてるし。容姿がヨーロッパ系だからか、「スパイダーマン」のヒロインでも散々言われているのが個人的には悲しい。オーランド・ブルームはまるで地を行くかのような妙に情けない頑張るけれど空回り、というキャラクターを演じています。これもハマってる。見ているこっちがハラハラしてしまう。でも、スーザン・サランドンはじめ、脇役も締めているから、きちんとラストも綺麗に着地してくれる。2時間があっという間。ベタベタなラブストーリーよりは、こういう距離感を持った恋愛映画のほうが、やっぱりリアル。何だかんだ言っても、やっぱり個人的に好きだなぁ。満点です。

★★★★★ 最高のラストシーン

日本人好みの湿っぽい映画ではないです。絶望や死を扱っていながら、むしろ徹底的にドライなんです。だけど最高なんです。ヒロインのキルスティン・ダンストが美人じゃないからこそ最高なんです。美人女優では絶対にこの味は出せません。ラストシーンは何度観ても最高です。キルスティン・ダンストが美人じゃないからこそ最高なんです。あの笑顔を何度でも見たくなるんです。ぜひこの最高のラストシーンを見てください!

★★★☆☆ 大人のおとぎ話として

よくできた大人のおとぎ話として、つい何度もみてしまう作品。きっとバタ臭い顔がやるからだろう?クレア役のキルスティン・ダンストが、超美人というわけではないが、CAの格好も決まっていて、味のある演技をする。思わず、撮影当時の年齢まで調べてしまった程。字幕よりも吹替で見た方がぐっときた。この手の音楽が絡むアメリカ映画は、最後は、音楽で派手にやるのがパターンなのか、ちょっとしあわせな気分になる。メリル・ストリープ主演の「幸せをつかむ歌」の舞台のように、アメリカの片田舎の音楽文化の生きている町では、こんな話があっても悪くない。

作品の詳細

作品名:エリザベスタウン
原作名:Elizabethtown
監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
公開:アメリカ 2005年10月14日、日本 2005年11月12日
上映時間:123分
製作国:アメリカ
製作費:4500万ドル
興行収入:5200万ドル
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