スリラー

コラテラル

あなたの知っているトム・クルーズは死んだ

狙った獲物は絶対に逃さないプロの殺し屋と、あるタクシードライバーが偶然出会ったとき、運命の神ですら予想しえなかった壮絶な物語が、夜のロサンゼルスの街に浮かび上がる・・・

「ラスト・サムライ」から一転、現代のL.A.に降り立つトム・クルーズ。それも冷徹なプロの殺し屋として、誰もが見たトム・クルーズは。もう、そこにはいない。危険な男の魅力を全開にした新境地を披露したトム・クルーズ最高傑作「コラテラル」。クールな振る舞いの内側に激しいエモーションを燃えたぎらせる冷酷な殺し屋ヴィンセントを演じるトムの演技は、「悪役」という枠を超えたミステリアスな人物像を創り上げ、全米批評家から大絶賛で迎えられた。監督は『ヒート』、『インサイダー』、『アリ』と安易な特殊技術に頼ることなく、生身の人間同士が織りなすドラマに焦点を当て、独特のスタイリッシュな映像美学を追求し続ける巨匠マイケル・マン。”世界最強のスーパースター”トム・クルーズと”現代最高の映画作家”マイケル・マンによる待望のコラボレーション。完璧なプロ同士だけが成しうる究極のハードボイルド・サスペンスの傑作がついに誕生した!

ストーリー:ある麻薬組織は、重要な証人たちを殺害するため、一流のプロの殺し屋、ヴィンセント(トム・クルーズ)を雇った。L.A.の空港に降り立った彼は、今夜、この街で、わずか一夜のうちに5人を殺す指令を受けていた。ヴィンセントが拾ったタクシーを運転していたのは、12年間、平凡な日々を送ってきた男、マックス(ジェイミー・フォックス)。ヴィンセントは彼を人質にとりながら、冷徹に殺害計画を実行していく。しかし、マックスがもうひとりの自分自身を取り戻しかけた時、ヴィンセントの緻密な行動に、わずかの狂いが生じていく。警察やFBIがマックスのタクシーを追跡する中、生き残るためにお互いを必要とする関係となったふたりの男が、次第に夜明けが近づくL.A.の街で、それぞれの人生を永遠に変えてしまう壮絶なクライマックスへと向かい、ノンストップで疾走していく・・・。

出演:トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス、 ジェイダ・ピンケット=スミス、マーク・ラファロ、ピーター・バーグ、ブルース・マッギル、ジェイソン・ステイサム、イルマ・P・ホール、ハビエル・バルデム、デビ・メイザー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ トム・クルーズの悪役の演技力

トム・クルーズが珍しく悪役という事でかなり新鮮味のある作品になっています。話もストレス無く進み、アグレッシブかつコメディー的な物になっています。是非オススメしたい映画の一つに入ります。

★★★★★ 何故か記憶に残る

暗くて、目つきが悪くて、歪んだ精神を持つトムクルーズ。何故、トランクに屍体を詰めたまま、マックスと夜の街を巡るのか?二人は否定し合いながらも、異なる生き物ではなく、近しい何かを感じていた気がする。そして、都市の冷たい闇に飲み込まれる男と、朝を迎える男に別れる。場末のただそれだけの出来事を描いた映画なのに、何故か記憶に残る。

★★★★☆ 素の対比 マイケル・マン

プロの殺し屋と偶然出会ったタクシー運転手。人間性の違いが初めから最後まで描かれる、感動できるかどうかはわからないが、画面から目を離せない映画。

★★★★☆ ヴィンセントとマックス

ヴィンセント、悪役として描かれていましたが、彼の真相心理などは想像するしかないですね。マックスを利用する体でありながらも、痛いことバンバン言われながらも彼に最後の最後まで手をかけなかったこと。彼に「夢を持ちながらも現状に甘んじている。とか「彼女に電話してみろ。」とか、普通は大いに余計なお世話ですが、序盤と終盤に地下鉄の死亡していた男性の事を話題にするなど、どこか彼自身の孤独や虚無感、彼自身も満足する人生を歩めなかったのではと感じられるシーンがあり、冷酷になってしまった彼のバックボーンが気になりました。マックスも極限まで追い込まれたときに、思いきった行動をとってしまったり、最終的には良い方向に向かいましたが、そのベクトルがどんな形で悪い方に向くかは分からないものですね。「善悪」がこの映画のテーマなのかなと感じました。

★★★☆☆ 面白いが、渋い面白さの映画

派手さは有りません。しかし全体的なテイストが絶妙なバランスでまとまっていると思いました。見終わった後の感想は「渋い作りだな」でした。ツッコミどころは多々ありますが、主演二人の会話の掛け合いが絶妙。平行線ながら二人キャラの人間臭さを上手く表している。そして後から回収される伏線の会話の入れ方。何とも言えない巧さのある作りになっていると思います。ヒットマン役のトム・クルーズが、完全無欠なヒットマンではないところも表現として良かったと思います。

作品の詳細

作品名:コラテラル
原作名:Collateral
監督:マイケル・マン
脚本:スチュアート・ビーティー
公開:アメリカ:2004年8月6日、日本:2004年10月30日
上映時間:120分
制作国:アメリカ
製作費:6500万ドル
興行収入:2億800万ドル
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