ドラマ

エド・ウッド

彼は心から映画を愛し、見果てぬ夢を追い続けた、史上最低の映画監督と謳われた男、エドワード・D・ウッド・ジュニア、オーソン・ウェルズに憧れ、自らもハリウッドでの成功を勝ち取るため、低予算のSF・怪奇映画を作り続けた、知られざる伝説の映画監督。

“50年代、ハリウッド。スタジオの片隅で使い走りをしながら、映画監督になる日を夢見て働く映画青年エドは、ある日、業界紙に載った性転換した男性(女性?)の物語の映画化を知り矢も楯もたまらずそのプロデューサーのもとに押しかける。『僕に監督させてください。僕こそ適任です。なぜなら僕の趣味は女装なんです!』本物の服装倒錯者だったエドは、シナリオを3日間で書き上げ、ふとしたきっかけで知り合った往年のドラキュラ俳優、ベラ・ルゴシを出演させることを条件に資金を調達。その映画で監督デビューを飾った。

出演:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー、パトリシア・アークエット、ジェフリー・ジョーンズ、ビル・マーレイ、リサ・マリー、ジョージ・スティール、ジュリエット・ランドー、マックス・カセラ、メローラ・ウォルターズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 愛すべき映画バカ

隅々まで、ティム・バートンの映画愛が感じられる傑作。風変わりだけれど憎めない登場人物達、昔のチープな怪奇映画のようなモノクロ画面・・・何もかもが可愛らしく、魅力的です。「周りから見れば明らかにヘンだけどエド本人は大マジ」という構図が、愛情たっぷりに描かれていて、なんとも微笑ましい。ジョニー・デップの演技がサエまくりです。(真顔の女装とウットリ顔は必見!)そして、マーティン・ランドー演じるべラ・ルゴシが最高!相当厄介なじいちゃんなのですが、観ているうちに無性にいとおしく、そして切ない気持ちになってしまいます。決して派手なストーリーではないけれど、観終わった後は、心地よい余韻を長ーく楽しめるはず。

★★★★★ 正直なところ

初めてこの作品を見た時は、一体どこがいいんだ?なんて思ってしまった私ですが、DVDを購入し何度も見ているうちにこの作品の世界に引き込まれていったという感じがします。登場人物すべてが憎めない、愛すべき存在で、クスリと笑わせるところもあれば、哀感漂うところもあったりして盛り沢山です。ハリウッド映画独特の派手さはありませんが、じんわりと心に迫る作品ということで星5つ。

★★★★☆ 才能なんてつまらない。

ジョニー・デップであることを忘れてしまうほどに、生き生きとした若き日のエド・ウッドが演じられている。持たぬがゆえに才能という幻想に美化されていない、エドの人間そのものが描かれていて、その並々ならぬ情熱や、情深さが浮き彫りになっている。終盤のオーソン・ウェルズとの会話には胸が熱くなり、フライパンがエドの後頭部に当たったシーンは思わず声を出して笑ってしまった。いい映画だった。全編白黒です。

★★★☆☆ 映画の青春時代

始めはちょっと退屈でしたがいつの間にかエドの熱気にあてられて映画に引き込まれていきました。青春映画ってかんじで危なっかしくエネルギッシュです。

作品の詳細

作品名:エド・ウッド
原作名:Ed Wood
監督:ティム・バートン
脚本:スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー
公開:アメリカ 1994年9月28日、日本 1995年9月2日
上映時間:127分
制作国:アメリカ
製作費:1800万ドル
興行収入:580万ドル
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