ベトナム戦争帰りで自殺志願という世界でいちばん危険な刑事が大都市LAで大暴れ
ストーリー:LA市警のリッグス刑事は最愛の妻に先立たれて以来、常に自殺を望んでいる。そのために怖いもの知らずで、どんな状況でも大胆かつ危険な方法で犯罪者を逮捕することから、“最終兵器(リーサル・ウェポン)”の異名を取っていた。彼と相棒のマータフ刑事は、ある売春婦がビルから墜落死した事件を追う。真面目なマータフは破れかぶれなリッグスとの仕事に音を上げそうになるが、事件の背後にヘロイン密売組織がいたことに気付く・・・。
出演:メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ゲイリー・ビジー、ミッチェル・ライアン、トム・アトキンス、メアリー・エレン・トレイナー、エド・オロス、アル・レオン
★★★★★ 過去の悲劇にひきずられたリッグスの生き様が・・・
過去に事故で愛妻を亡くし、それ以来常に死を意識しながら刹那的な人生を送っていたリッグス刑事が痛々しい・・・。心に闇を持つ人間がみせる、半ば破滅的な行動が多々あります。でも、破天荒アクションだけが見所の刑事ものではありませんでした。リッグスが「絶望を引き金にして爆発する怒り」を想像させるシーンの一方で、同僚(しかも初老の先輩)マータフが、自暴自棄なリッグスに対して厳しくも率直で真剣な態度で接することやマータフの暖かい家庭への招待などで、リッグスとの友情を育むだけでなく、彼の気持ちを前向きに導いていく・・・という心理的な描写をとてもバランス良く織り込んだドラマでもあります。心も温まるおすすめの作品です。
★★★★☆ リッグス刑事のつらい過去が…
ロス市警殺人課のリッグス刑事とマータフ刑事の2人の活躍を描いたシリーズ第一作。一作目の本作では、コンビとしての初捜査での麻薬組織との戦いを描いている。無茶なリッグスとまじめなマータフとの間で繰り広げられる掛け合いが魅力のシリーズ作品ですが、本作では妻を事故で失った過去を引きずるリッグスの姿が前半で強調されているため、シリアスなストーリーに感じました。一方、そんなリッグス刑事がマータフ刑事と彼の家族と触れ合う中で立ち直り、互いの絆を深めてゆく過程もしっかりと描かれています。コンビ結成の過程がよく分かる、シリーズの中でも重要な作品だと思います。
作品の詳細
作品名:Lethal Weapon |
監督:リチャード・ドナー |
脚本:シェーン・ブラック |
脚本:アメリカ:1987年3月6日、日本:1987年6月13日 |
上映時間:110分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:1億2000万ドル |
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