ホラー

エイリアン3

今度のあいつは想像を絶する恐ろしいところに隠れている!

待望の『エイリアン』シリーズ第3作が、前作から6年の歳月をへて、ついに完成した。今回は、これまでに描かれたことのないショッキングな事件が起こりストーリーの詳細については公開まで極秘にされていた。もちろん主演はシガニー・ウィーバーで、『ゴースト・バスターズ2』以後、出演交渉をすべて断り、3年間こんどの役作りと撮影に専念。共同プロデュースも兼ねて、特に今回はスキン・ヘッドで、かつてないヒロイン像にショッキング変身し、体当たりの熱演を見せている。シガニー演じるリプリーーたちは、 ハイパー・スリープ(睡眠カプセル)の中で眠りながら救命艇EEVで、宇宙空間を漂っていたが、流刑地として使われていた惑星“フィオリーナ 161″ に不時着した。

壮烈!リプリーのエイリアン絶滅作戦2大スペクタクルの衝撃!SFXはついに最高水準に達した!

その惑星はシラミが蔓延し全員が頭髪を刈り取られ墜落事故で、ただ一人だけ生き残ったリプリーも髪を切られる。しかも周囲は宇宙から追放された凶悪犯ばかり。野獣のような男たちの世界でリプリーはレイプされそうになる。ある日、鉛工場の溶鉱炉にいた一匹の犬に突然、異常な症状が起こりだす。その犬から信じられないようなエイリアンが、口から液体を垂らし、4本足で飛び出してきたのだ。側にいた囚人はエイリアンに追われ逃げだし、空気管のスクリユーに全身を巻きこまれ肉片と血しぶきを吹き散らして死んでいった。そいつは地下道にしのびこみ、第2、第3の犠牲者が出てくる。犬から生まれたエイリアンは足が早く、猛スピードで囚人たちをえじきにして残虐に殺していった。囚人を殺すごとにエイリアンは大きくなり8フィートにおよぶ巨大なモンスターと化し、リプリーの身辺にもしのび寄ってきた。フィオリーナ161には、エイリアンと闘うための武器らしい武器は何一つなかった。リプリーは鉛工場地下の危険物廃棄所にエイリアンを追いつめて焼き殺す計画を練る。さらに鉛工場の燃えたぎる溶鉱炉の鉛とともに溶かしてしまおうという作戦を実行に移す。今回の最大の見せ場は、この2大エイリアン絶滅スペクタクルにあり、最高の SFXを駆使した圧倒的な迫力で、あなたを直撃する。

アカデミー賞受賞スタッフと27歳の天才監督が創造した映画史に残るビジュアル・ショックは『ターミネーター2』を越えた!

特殊効果は『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』などで2度アカデミー特殊視覚効果賞受賞のジョージ・ギブス。視覚効果は
『スター・ウォーズ』シリーズなどで4度オス力一受賞のリチャード・エドランド。美術は、『スター・ウォーズ』など2度受賞のノーマン・レイノルズ。エイリアン創造、撮影もオス力一受賞者で最高のスタッフが集結し、『ターミネーター2』を越えたビジュアル・ショックと絶賛されている。27歳の若さで、劇場映画は始めてだったデイビッド・フィンチャー監督のパワフルな演出力は驚異的。『スピルパーグが「ジョーズ」で大成功したのは彼が28歳の時だった。ハリウッドは“第2のスピルバーグ神話”をフィンチャーという天才を得て、また後世に残す。』と評され、1作と2作のリドリー・スコット、ジェームズ・キャメロンに負けない才能が、あらためて目を見張らせている。シガニーの共演陣には「ク口コダイル・ダンディ2」のチャールズ・S ・ダットン、「白い炎の女」のチャールズ・ダンスなど舞台仕込みの演技派が共演し、作品に厚みを加えている。この映画だけはビデオやテレビでは昧わえないビッグ・スクソーンで見てこそ最高の興奮。巨額の製作費を投入した超大作が、いよいよ全貌を見せる。

ストーリー:惑星LV426から離脱したスラコ号は突発事故に見舞われ、リプリー(シガニー・ウィーバー)たちは救命艇で惑星フィオリーナ161へ不時着。ひとり生き残り労働矯正施設に収容されたリプリーは、その星が過酷な環境にある監獄星である事を知った。事故の原因を究明しようとするリプリー。実は救命艇内部にはエイリアンが潜んでおり、囚人の飼い犬の体を借りて新たな姿へと成長していたのだ。逃げ場もなく、武器すらない状況下でエイリアンとリプリーの最後の死闘が始まろうとしていた・・・。

出演:シガニー・ウィーバー、チャールズ・S・ダットン、チャールズ・ダンス、ランス・ヘンリクセン、ラルフ・ブラウン、ポール・マッギャン、ピート・ポスルスウェイト、フィル・デイビス、ピーター・ギネス、ブライアン・グローヴァー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 主人公を追い詰めるためには仕方のないストーリーなんだと思います

なぜか一般的には人気の低いエイリアン3、私は大好きです。もちろんパート2であれだけ必死に救い出した人達がオープニングで全員死にました的な展開は「え?」ってなりますが、あの絶望感があるからこその(話が暗すぎるけど)最後のエイリアンとの死闘が熱くなります。キャラクターも全員スキンヘッドですが、最近のプロメテウスやコヴェナントよりはキャラがしっかりと立ってます!エイリアン視点の追跡シーンも当時は斬新でしたし、見所は満載なんですが、パート3がここまで評価が低いのはパート2を面白くしすぎたジェームズ・キャメロンのせいです!

★★★★★ 偉大なる3作目

エイリアン3は公開当初、本国でも賛否両論の嵐であった。駄作との評価が大半を占めたらしい。フィンチャー監督自身が『偉大なる失敗作』とコメントしている。日本のエイリアンフリークの間でも駄作扱いが多いように思われる。私はエイリアンフリークを自認しているが4作品中で3が最も好きだ。愛していると言ってもいい。まず監督の映像センスが素晴らしい。全体的にダークなカラー。逃げ回る囚人を追い掛け回す時のカメラワーク。やはりエイリアンは一匹が一番恐いのだ。しかもこの作品、銃が出てこない。斧や鋏などの刃物やトーチ(火)が武器。実に原始的である。これらの武器であの宇宙最凶の生物に挑まねばならない。これだけでもゾクゾクしてくる設定だ。そして映画全体に漂う宗教的雰囲気。丸坊主の囚人達が蝋燭に火を灯し信仰に縋っている。これらは全て監督が仕掛けたリプリーとエイリアンの神格化を図ったギミックなのだ。宇宙生物パニック映画をここまで昇華させたディビット・フィンチャー監督の技量は大いに評価されるべきだ。私は声を大にして言いたい。エイリアン3はシリーズ最高傑作である!!!

★★★★☆ フィンチャーによるギーガーの解釈

ファーストが星5とするならやはり4つでしょう。しかし、エイリアンの怖さ不気味さを描いた一点においては群を抜いており、エンターテインメントに徹した2よりもはるかに高級。なぜ、偉大な失敗作となったかは明瞭で、これはデヴィッド・フィンチャーとギーガーという二人の作家の対話であり、1、2で築かれたエイリアンの枠組みは破棄されずにはいられなかったからである。大ブレイクしたALIENSのファンから酷評されるのはいたしかたない。エイリアンそのものがまず4本足に。それ以外のギーガーデザインは無視されているかといえばそうではなく、フィンチャーに再解釈された舞台設定がなされているのだが、これが一見地味で、エイリアンファンには物足りない。つまりフィンチャーは、ギーガーデザインへのリスペクトというよりは、解釈を迫ったのであり、こうした作家性がSFエンターテインメントとして失敗に至らしめたといえばそうなのだろう。煎じ詰めればフィンチャーの側によりすぎた映画となって、不人気になった。では、エイリアンの抱えている本質的なテーマから逸脱しているのかどうか。ここが本来議論されていくべきポイント。エイリアンを未知という名の恐怖の対象として描くのをファンは望むのだが、フィンチャーは人間の内部に潜む罪として描いた。それはリドリー・スコットの歩んでいく道とも共通する。こちらもまたファンを裏切って賛否両論真っ二つの問題作になったようだ。まあ、いずれにしてもギーガーがどえらい仕事を残したということは間違いない。フィンチャーは真面目にぶつかって、傷だらけになってこの映画を残した。繰り返すが、エイリアンの怖さはシリーズ随一。だって銃がないんですから。

★★☆☆☆ シリーズの締めになり損ねた作品

まず、最初の部分は2のラストの改変になってしまうので続編としてはやってはいけないパターンだよね。前編で想定していなかったオチを後付けでつけて続編を盛り上げようとする前作レイプで、これは見る側に抵抗感を与え逆にハードルを上げてしまったかなと。2の監督のキャメロンも3はなかった事にしたいと発言してたけど、わざわざつなげる必要はなかった。今回は囚人の男だけの独特な秩序の惑星に行き着く訳だけど、世界観としてはSFというよりマッドマックス的でエイリアンでやる必要があるのかなと、また髪型を統一した事もあり各メンバーも描き込み不足に見える。医師以上のキャラすら中盤以降は出てこず残念。自己犠牲というテーマを描こうとし過ぎて作品としてはパワー不足で、静かに迫り来る恐怖を描いたSFホラーの1、エンタメに振り切ったSFアクションの2に比べると雑で歯切れの悪さを感じる。これもシリーズを終わらせるためかと思いきや、4の設定に仰天・・・少なくとも登場人物は一新すべきだよな~。

★☆☆☆☆ 凡作は傑作1,2を駆逐してしまう。

「エイリアン」は、閉ざされた宇宙船の中での,異星人との極限状況での戦いと恐怖を見事に描いたSFホラー作でした。
「エイリアン2」は、うって変わって、多数のエイリアンと宇宙海兵隊、そしてリプリーとの激戦を描いたジェームズ・キャメロンらしい秀作でした。この「エイリアン3」は、思い切って新人監督のデヴィッド・フィンチャーを起用しましたが、大失敗したといえるでしょう。まず、映画の始まりが、「エイリアン2」で激戦のうえ生き延びた人々を簡単に殺してしまいます。また、出てくるエイリアンも、犬に寄生したというだけで、形がちがう1匹だけで迫力がありません。最悪なのは、ラストシーンで、エイリアンシリーズの未来を無くしてしまったといえるシナリオでしょう。ハッピーエンドで終わった1,2と比べると、3は暗さだけが目立つ映画です。4が作られて良かったです。

作品の詳細

作品名:エイリアン3
原作名:Alien3
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル、ラリー・ファーガソン
原案:ヴィンセント・ウォード
公開:アメリカ 1992年5月22日、日本 1992年8月22日
上映時間:114分
制作国:アメリカ
製作費:5000万ドル
興行収入:1億5900万ドル
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