ドラマ

コールド マウンテン

愛すること、信じることだけが、生きていく力をくれる

ストーリー:南北戦争末期の1864年。南軍兵士として参戦していたインマン(ジュード・ロウ)は、ゲリラ戦で瀕死の重傷を負う。回復を待つ間、彼の脳裏に浮かぶのは、故郷コールドマウンテンの情景と、出征の直前にたった一度口づけを交わした恋人エイダ(ニコール・キッドマン)の面影だった。――もうこれ以上一秒でも彼女のほかに命を捧げたくない――インマンは、脱走兵として死罪に問われることを覚悟で、500キロにも及ぶ故郷への道を歩きだす。一方、父を亡くし天涯孤独となったエイダは、インマンとの再会だけを心の支えに、厳しい日々の生活を耐えていた。見かねた隣人の配慮によって、エイダの元に流れ者のルビー(レネー・ゼルウィガー)が訪れる。明日の食べ物にも事欠く日々を送っていたエイダを指導し、辺境の地で生き抜く術をたたきこんでゆくルビー。そんな日々の生活の中で、二人はかけがえのない友情を深めていく。そして遂に、エイダの元へ、インマンが帰り着く日がやってくる・・・。

出演:ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レネー・ゼルウィガー、アイリーン・アトキンス、ブレンダン・グリーソン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ナタリー・ポートマン、ジョヴァンニ・リビシ、ドナルド・サザーランド、キャシー・ベイカー、エミリー・デシャネル、レイ・ウィンストン、タリン・マニング、メローラ・ウォルターズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ おきにいりです。

アメリカ南北戦争の時代に、困難な状況の中、田舎の純朴な男女が恋をして結ばれるまでを人間の業(ゴウ)や性(サガ)などを掘り下げて表現しようとした映画っぽいです。お話としては、単純なもので劇的な展開もなく、終始、陰気で重苦しい雰囲気を漂わせる映画です。しかし、出演者のそれぞれが、とても味のある良い演技をしていて、登場人物に引きつけられるので、飽きずに最後まで見られ、映画のエンディングあとに何とも言えない物悲しい余韻が残る名作です。俳優のセリフのイントネーションが、この映画のキモなので、字幕で見るのをおすすめします。

★★★★★ 女は強く男は弱い

男が勝手に始めた戦争で男は勝手に死んでゆく。そんな混乱した状況下でも女はたくましく生きられる。土地を手放し落ちぶれた男が脱走兵狩りで己の優位性を誇示するざまは弱さの象徴として描いているのか。身勝手なルビーの父親しかり、インマンでさえ不確かな愛を信じて数百キロを旅する姿は弱さなのか。その旅で助けてくれるのはたくましく生きる二人の女性。弱い男と強い女の対比は見事である。ラストの女の子でさえ。語られる詩と美しい自然は感動的だ。

★★★★☆ 好きな映画の一つ

戦争の虚しさ、人間の愚かさとまた反対の力強さを描いていると思う。反戦について語ったり考えたりする時、この映画がもたらしてくれるものは多いだろうとも思う。

★★★★☆ 想像していたより面白かった

暗くて深刻すぎる映画かと思っていたし、確かに悲しい話ではあるが、想像よりは軽い気持ちで最後を見ることができる映画です。脱走という罪を犯し、愛する人が待っていると信じて必死で故郷のコールドマウンテンを目指す男、インマン(ジュード=ロウ)と、戻ってくるかわからない男をひたすら一人で待つ女、エイダ(キッドマン)のわずかな時間で育った愛が、本物であるか神に試されているように哀しい戦争という試練を通して感動的に描かれています。途中からエイダと一緒に暮らし始める力強い女、ルビー(ゼルウィガー)の物語もまたとても良かったです。これは一見の価値がある映画だと思います。

★★★☆☆ 

今小説を読破中。先に映画観て、先入観植え付けられないか心配。

★★★☆☆ 案外切ないお話

数分言葉を交わし、戦争に出発するときに1回だけのキスの後、その後3年離ればなれ。3年後インマンがエイダの元に戻ってきて、初めて二人結ばれる。そんな恋愛ホントにあるのかしら?と思いつつ、結構涙ホロリ来ちゃいました。また、何にもできないお嬢さんだったエイダがルビーに助けられ、どんどんたくましくなっていく姿が、見ていて楽しい。猟銃持って男まさりな役どころのルビーは、レネー・ゼルウィガーで、超はまり役。

作品の詳細

作品名:コールド マウンテン
原作名:Cold Mountain
監督:アンソニー・ミンゲラ
脚本:アンソニー・ミンゲラ
公開:アメリカ 2003年12月25日、日本 2004年4月24日
上映時間:154分
制作国:アメリカ
製作費:7900万ドル
興行収入:1億7300万ドル
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