ストーリー:シルバー・ウォーターのすぐ近くで生活する幼女ネリー・ジャービス(リリアン・ギッシュ)は偶然、ケイン夫婦の殺人を目撃してしまう。しかし、その記憶は子供だったネリーには、あまりにも過酷だった。恐怖のあまり記憶は曖昧になってしまう。10年後、美しく育ったネリーは母の死により孤児となってしまう。ヒルトン一家はネリーを引き取り、温かく迎える。そして次男ジミー・ヒルトン(ロバート・ハロン)はネリーにほのかな恋心を抱くようになる・・・。
出演:リリアン・ギッシュ、ロバート・ハロン、ラルフ・グレイヴス、ユージニー・ベッセラー、ジョージ・フォーセット、トム・ウィルソン、ジョージ・ニコルズ、ジョセフィーヌ・クロウェル
★★★★☆ 監督グリフィス、主演ギッシュという黄金コンビの作品がここにも
D・W・グリフィスが名作『散り行く花』と同年に撮った長編サイレント映画。主演は同じくリリアン・ギッシュ。幼少の時に殺害現場を目撃した少女が、その後両親を失い、貧しいが優しい一家に引き取られる。女は一家の経済的負担となることを嫌い、住み込み女中として家を出る。そこから映画は、一家の経済的浮沈と少女に忍び寄る危機を描いていく。屋外シーンはロケ撮影。田舎の風景がロングショットで捉えられる。屋内シーンはセット撮影。複数人のフルショットが多いが、そのシーンの中に、背景が真っ暗でギッシュ一人だけのウエストショットやバストショットが度々挟み込まれる。大スターとしてのカットなのだろうか。画面展開としては、平行モンタージュやカットバックが多用されている。ギッシュお得意の、愛らしい表情から怯え叫ぶ表情への変化がテンコ盛り。サスペンス場面を多く盛り込んで、物語展開を引っ張っていく、グリフィスの編集手腕が味わえる作品。大団円の後が長い。
作品の詳細
| 作品名:大疑問 |
| 原作名:The Greatest Question |
| 監督:D・W・グリフィス |
| 脚本:スタナー・E・V・テイラー |
| 公開:1919年12月28日 |
| 上映時間:80分 |
| 制作国:アメリカ |
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