ルー・ウォーレスの名作の二度目の映画化で、サイレント映画としては型破りのスペクタクルで描かれた歴史劇
ストーリー:ローマ帝国下のエルサレム。名家の長男ベン・ハー(ラモン・ノヴァロ)は、幼なじみの総督メッサラ(フランシス・X・ブッシュマン)により反逆罪に問われ船に送り込まれる。が、艦隊長に認められた彼はローマ剣闘士となる。やがて、彼は宿敵メッサラと重戦車競争で対決、打ち倒す。時を同じくして、キリストが殺されるが、彼こそがかつてベン・ハーの命を救った人物だった・・・。
出演:ラモン・ノヴァロ、フランシス・X・ブッシュマン、メイ・マカヴォイ、ベティ・ブロンソン、マーナ・ロイ、クレア・マクドウェル、キャスリーン・キー
★★★★★ スペクタクル史劇として最高峰の映画のひとつ
ウィリアム・ワイラー監督の1959年版の方が一般的には知られており、その政治性に重点を置いたドラマ部分の演出は、今日でも高く評価されているようです。しかし純粋にスペクタクル史劇としてみると、この1926年版はそれを上回る作品かもしれません。ガレー船の戦闘シーンや戦車競争のシーンでは、無声映画の鋭いカメラワークで遥かに迫力をもって迫ってきますし、セットの規模やエキストラの数は1959年版を上回ってるように見えます。ある意味、現在ではとても製作不能な作品かもしれません。また、キリスト生誕のシーンの荘厳さもこの旧版独特のもので、サイレント映画であるにもかかわらず、パートカラーの処理も強い意気込みを感じさせます。海外の批評家から史劇映画の最高作と評されていたのを前から知っていたので、ある程度期待して観たのですが、この映画に関しては全く裏切られませんでした。
作品の詳細
| 作品名:ベン・ハー |
| 原作名:Ben-Hur: A Tale of the Christ |
| 監督:フレッド・ニブロ |
| 脚本:ケイリー・ウィルソン、ベス・メレディス |
| 公開:1925年12月30日 |
| 上映時間:141分 |
| 制作国:アメリカ |
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