多くのサスペンス映画・ドラマに影響を与えた、フィルム・ノワールの古典中の古典ともいうべき傑作
ストーリー:保険会社の営業マンのネフ(フレッド・マクマレイ)は、顧客の実業家ディートリクソン(トム・パワーズ)の邸宅で美しい後妻のフィリス(バーバラ・スタンウィック)と出会う。彼女は夫に保険金をかけることをネフに持ちかけるが、怪しんだネフは一度はそれを拒否。しかし、フィリスに誘惑され不倫関係に陥ったネフは、保険金を目的とした殺人に加担をしてしまうのだった・・・。
出演:フレッド・マクマレイ、バーバラ・スタンウィック、エドワード・G・ロビンソン、ポーター・ホール、ジーン・ヘザー、トム・パワーズ
★★★★☆ ビリー・ワイルダーはフィルム・ノワールにこそ力を発揮する
白いバックに松葉杖をついた男のシルエット。男が杖をつきながらこちらに歩いてくる映像にのせてオープニングクレジット・・・冒頭からゾクっときます。深夜のオフィスで瀕死の重症を負いながら主人公ネフ(フレッド・マクマレイ)が事件の真相を告白する回想形式のストーリー展開。利己的で冷血で、にもかかわらず、えも言えぬ魅力を湛えるバーバラ・スタンウィックのファム・ファタールぶり。成功したかと見えたところから一転してたどる破滅のプロセス。これこそフィルム・ノワール。名優エドワード・G・ロビンソンが演じる保健調査員キーズがまた素晴らしい。ネフとキーズが会うシーンはかならず”ハロー、キーズ”からはじまって、いつもタバコをくわえてから火のないことに気づくキーズにネフが火をつけてやって終わる。実はそれは伏線になっていて、ラストでは逆にキーズがネフに火をつけてやるんですね。紆余曲折の事件の末に、ラストでネフに火をつけてやるキーズの心情が胸にグッと染み込んできます。フィルム・ノワールは理屈ではなくムードで観るものですが、いかにもノワールらしい香しさを漂わせる傑作中の傑作。
作品の詳細
| 作品名:深夜の告白 |
| 原作名:Double Indemnity |
| 監督:ビリー・ワイルダー |
| 脚本:ビリー・ワイルダー、レイモンド・チャンドラー |
| 公開:1944年7月6日 |
| 上映時間:107分 |
| 制作国:アメリカ |
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