ドラマ

お茶と同情

ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルを、ヴィンセント・ミネリが映画化

ストーリー:トム・リー(ジョン・カー)は他の学生たちと違って感性が鋭く、もの静かな学生であった。トムには母親がいなかったので、舎監ビルの美しい妻ローラ(デボラ・カー)が母親代わりとなり、ローラだけは彼のよき理解となった。トムは、やがてみんなからシスター・ボーイと言われ嘲られるようになる。トムの行く末を憂慮した父親は、大学時代の同窓生でもあった舎監のビルに、トムの教育係を頼んだ・・・。

出演:ジョン・カー、デボラ・カー、リーフ・エリクソン、エドワード・アンドリュース、ダリル・ヒックマン、ノーマ・クレーン、ディーン・ジョーンズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ アカデミー賞を獲得しておかしくなかった

美貌の年上の奥さんに心密かに思いをよせる青年と奥さんとの一種のラブストーリー。心優しい青年に奥さんもいつしかほだされるが、第一線は決して越えない。心優しい青年を当時はシスターボーイ、今で言うところのイクメンと言われて差別されていた時代の映画。強くなければ男でないという価値観が横行していた時代、敢えてそうではない男らしさの中にも優しさや思いやりの心も必要だと主張したのがこの映画であった。この映画は奥さんと青年とは肉体関係でない不倫の関係終わり、奥さんは青年の優しさを心から理解し、その価値観を尊敬し、反対に男らしさが男の唯一の価値であると考える粗野な旦那とは別れてしまう。最後に奥さんは青年に手紙を残し、心優しく、貴方を理解する女性と一緒になれることを祈るのである。デボラカーはこの映画でも、”地上より永遠に”でも不倫役をこなしているが、あの美貌ゆえに不倫役がさまになる。類い稀な美貌に加えて卓越した演技力があったにも拘わらず、アカデミー賞に恵まれず、後年パーキンソン病を患ってからアカデミー特別賞を授与したが稀代の美貌に加えて素晴らしい演技力の女優に対し、余りにも遅きに失した受賞であった。この”お茶と同情”や”地上より永遠に”でアカデミー賞を獲得しておかしくなかったはずである。彼女の美貌は”黒水仙”での尼僧役でこの世の物とは思えない美しさが堪能できる。いずれもお薦めの映画である。

作品の詳細

作品名:お茶と同情
原作名:Tea and Sympathy
監督:ヴィンセント・ミネリ
脚本:ロバート・アンダーソン
公開:1956年9月27日
上映時間:122分
制作国:アメリカ
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